口腔機能低下症とは

みなさんこんにちは!
仙台市かさはら歯科医院
歯科衛生士の佐藤です!☺︎

暑い日が続いておりますが、体調はお変わりないでしょうか?🍉✨
夏バテや、熱中症にならないよう、規則正しい生活や水分摂取に気をつけていきたいですね🌻


今回は、口腔機能低下症についてお話ししていきたいと思います。
みなさんは、『口腔機能低下症』について聞いたことはありますか?まだあまり馴染みがないかもしれません。

口腔機能低下症とは、口腔内の機能が低下し、咀嚼や飲み込み、発音などの日常生活に支障をきたす状態を指します。主に高齢者に見られることが多く、歯や歯周組織の問題、咀嚼筋の衰え、唾液の減少、舌や口蓋の運動機能の低下などが原因となります。

口腔機能低下症の主な症状としては、噛む力の低下、食事の時間が長くなる、食べ物が詰まりやすい、発音が不明瞭になるなどが挙げられます。これにより栄養不良や体力の低下、社会的な孤立感などの問題が生じることもあります。

こんな症状はありませんか?

食べ物・飲み物が飲み込みづらい事がよくある。
硬いものが食べにくくなった。
水・お茶や汁物などでむせることがある。
口がよく乾く。
食べ物が口の中に残るようになった。
食べこぼしをするようになった。
活舌がわるくなった。
など

上記に該当する項目があれば、口腔機能低下症が疑われるので、検査が必要です。
当院でも、50才以上の方には舌の力の検査、お口の清掃状態の検査、噛む力の検査、嚥下機能の検査を行っております。

検査に該当した場合には、口腔機能低下予防の訓練を行っています。咀嚼筋のトレーニングや舌や口蓋の筋力向上のための運動も有効です。唾液の減少には、十分な水分摂取や唾液分泌を促す食材の摂取が必要です。

トレーニング内容も沢山あるので、個々に合わせたトレーニング方法を指導させて頂いております。

また、歯の健康管理が重要です。定期的な歯科検診や適切な歯磨き、歯周病の治療などが必要です。


口腔機能低下症は高齢者に多く見られますが、若年者でも起こり得る疾患です。予防や早期の治療が重要であり、口腔ケアの意識向上や定期的な健康診断などが大切です。口腔機能低下症に関する情報を広く知り、適切なケアを行うことで、食事や会話の楽しみを取り戻し、生活の質を向上させることができます。

もし、気になることや、お悩みがあればいつでも聞いてくださいね🦷✨
またご家族の方でこのような症状がある場合にもご相談ください!