犬と猫の歯

みなさん、こんにちは
4月から入社いたしました、歯科衛生士の小野寺です。

就職に伴って新たなお部屋へと引っ越しをしました。今年から新生活を始めたみなさんも、学生から社会となり好きなことや欲しかったものを手に入れるなど、これからどんどんやりたかったことができるようになってくると思います。

私もこれからしてみたいことがあります。

それはペットと暮らすことです🐶🐱

学生から一人暮らしをはじめ、そこそこ経ちますが…

やっぱり一人暮らしだと寂しいと感じることもあります

インドア派の私にとっては自宅で過ごすことが多く、犬や猫と共に生活できたら楽しそうと感じます

実家では柴犬🐕と暮らしていましたが連れてくることもできないので、今後ペットと共に生活できる日がくるといいなと思います😊😊

そこで、犬猫関連の話になりますが…
ヒトと犬猫の歯の違いについて話していこうとおもいます!

ヒトの永久歯は全部で28本で、親知らずが全て生え揃うと32本にもなりますが…

○犬の歯は乳歯が28本。生後4ヵ月~7ヵ月頃に永久歯に生え変わります。成犬の永久歯は、全部で42本です。

○猫の歯は乳歯が26本。生後3ヵ月~6ヵ月頃に乳歯から永久歯に生え変わります。成猫の永久歯は、全部で30本です。

犬や猫は肉食のため、歯の形は鋭く肉を食べるために適した形をしています。

犬はヒトよりも歯が10本も多く、猫はヒトよりも12本少ないんですね😳

動物の種類や主食の違いによって歯の本数や形は異なるようなので、ペットとの暮らしが実現できたらぜひ歯を観察してみたいと思います🦷👀

動物も歯があるからむし歯になるの?と疑問に思いますが、犬や猫はヒトに比べてむし歯にはなりにくいみたいです

糖をエサとした細菌から代謝される酸によって歯が溶かされるとむし歯になりますが
草食動物は草や木を食べ、肉食動物は動物の肉を食べます。それらには糖がほとんど入っていないため基本的にはむし歯にならないはずなのですが…

ペットである犬や猫は食事に人の食べ物を与えることでむし歯や歯周病になってしまうので、故意に飼い主が人間の食事を食べさせたり、ペットが盗み食いをすることには注意が必要ですね。

人の食べ物を控えれば、むし歯や歯周病を防ぐことができますが、人間と同様に歯垢や歯石の付着は防げません!

実は犬と猫は歯垢が歯石になりやすいみたいです。

その理由は、口腔内のpHの違いにあります。人は口腔内が中性から弱酸性なのに対し、犬と猫は弱アルカリ性のため、人間と比べおよそ5倍の速さで歯石に変わってしまうらしいのです。

これを防ぐためには、人間と同じくハミガキが必要です🪥

歯垢がたまって歯石になってしまうと、動物病院で場合によってはペットに麻酔をかけての歯石除去が必要になってしまいます😢
ペットの健康を守るために、歯垢が歯石になる前に飼い主さんによる定期的な歯みがきで歯垢を落としてキレイにしてあげましょう!🦷✨

犬や猫も歯垢や歯石に気をつける必要があるくらいですので、糖を含む食事をする私たち人間はなおさら歯に気をつかっていかないとならないとも感じました