子どもの矯正治療の開始時期

こんにちは😃
歯科医師の福本です。

 今年は暖かいと思ったら、先日は結構雪が降りましたね😔やはり、雪後の凍った道路は歩くのが怖いです😨
 まだまだ冬は終わらないので、風邪などひないようにお気をつけください。栄養、運動、睡眠しっかり管理できてますか?良質なタンパク質の摂取も忘れずに!

 さて、本題です。
今月は、子どもの矯正治療の開始時期についてお話しします。

開始時期を考えるにあたり、矯正の目的を考える必要があります。
子どもの矯正の目的
1️⃣顎の正常な発達を促す
2️⃣永久歯が生えるスペースを確保する
この目的に応じて、矯正の開始時期は違ってきます。

1️⃣ 顎の正常な発達を促す
反対咬合(受け口)


 以前のブログでもお話ししていますが、遺伝性のものか機能性のものかで治療法は異なります。機能性のもので本来の下顎の位置とは違う位置で咬んでいる場合は、乳歯列期からの早めの矯正が望ましいです。4歳前後から既成のマウスピースで矯正します。

上顎前突(出っ歯)


 乳歯列期の上顎前突は、何らかの習癖が関係していることが多いです。指しゃぶりや唇を噛む癖、お口ポカン(いつも口が開いている)、タオルなどを噛む癖、おしゃぶりなどがあります。この場合は、まずは癖を治すことが大切です。

叢生(歯が入りきらず、ガタガタしている)


 この場合、乳歯列期では積極的に歯を並べることはしません。食事において前歯でのかじりとりや、奥歯でよく噛んで食べることを教えてください。習癖などが関係していることもあるので、一度ご相談ください。習癖が関係している場合は、除去することが必要です。
 
開咬(奥歯で咬んでも前歯が咬まない)


 指しゃぶり、おしゃぶり、タオル噛み癖、舌突出癖などの習癖が関係していることがほとんどです。この場合も、習癖の除去が必要です。年齢に応じて対応法が違うので、歯科医院でご相談ください。

乳歯列期でも、歯並びは重要です。歯並びによっては、乳歯列期に治しておかないと、永久歯になっても治らない場合があります。歯並びはそのまま顎の成長発達に関係してきます。
 乳歯だからと安易に考えずに、むし歯予防と一緒に、歯医者さんで定期健診を受け管理してもらいましょう。

そろそろ節分ですね👹

小さい頃から、毎年父親と大〜きな声で豆まきをした記憶があります。毎年、子どもの頃を懐かしみながら、(大きな声は恥ずかしいですが)豆まきは欠かさないようにしています。そして、歳の数だけ豆を食べる・・・年々、キツくなってきました😅