赤ちゃんの歯科医院デビュー

皆さんこんにちは、保育士兼歯科助手の山邊です。12月になっても例年に比べて暖かい日が多く、とても過ごしやすいですよね。年末年始に体重が増えるだろうと想定して、最近は暖かい日になるべく外を歩くようにしています。

今年一年もあっという間に時間が過ぎ、本当にたくさんの人にお世話になりました。かさはら歯科医院、おろしまち歯科医院、とみざわ駅前歯科と3ケ所の託児室で務めさせていただき、たくさんのお子さん達と、そしてお母さん達にお会いすることができてとても嬉しかったです。また来年も精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします。

 

さて今回は、赤ちゃんの歯科医院デビューについてお話したいと思います。託児室でもお母さん達とお話をする中で、「いつから歯医者に連れて行けば良いですか?」と時々ご質問をいただきます。結論から言うと、赤ちゃんの歯が一本でも生え始めたら歯科医院に通っていただいて大丈夫です。

赤ちゃんは、生後6ヶ月くらいから下の前歯が生え始めてきます。0歳の時点でお口の中に問題があるお子さんは少ないですが、問題がない場合でも3ヶ月に一回のペースを目安に定期的に受診すると良いでしょう。この時期はむし歯があるかないかを調べるというよりも、お家でのケアが正しくできているかどうかを確認することが目的といえます。1歳を過ぎると上下の前歯が生えそろうので、かみ合わせが正しいかどうかも確認をしたりします。

乳幼児期のむし歯予防には、毎日の正しい生活習慣が大切です。そのため早い時期から歯科医院に通うことは、お母さんやお父さんがむし歯予防のための正しい知識を学んだり、歯磨き方法を学んだりすることにつながります。正しいお家でのケアを知っていただいて、お子さんの健康なお口の状態を保てるようにしましょう。

 

診察中にお子さんが泣いてしまうかもしれないと心配されるお母さんもいらっしゃいますが、泣いてしまっても全く問題はありません。初めての歯科医院で、初めて見る人にお口をみてもらう、自分がもし子どもの立場だったらと考えると泣いてしまうと思いますし、泣いてしまうのは当たり前のことです。それでも心配な場合は、なるべくお子さんが機嫌の良い時間帯に予約をとっていただくなど、工夫をしていただけると良いかもしれません。

 

小さなうちから歯科医院に通うことで、むし歯の予防はもちろんのこと、むし歯になってしまっても定期的な歯科検診によって虫歯の早期発見、そして適切な治療を行うことができます。むし歯になってから歯科医院へ行くと、怖がるお子さんも多くいらっしゃいますが、小さいうちから定期的な通院で慣れておくことで、緊張が和らぎ、治療時のストレスを減らすこともできます。

赤ちゃんのうちから歯科医院へ通いましょう。