子供のむし歯について。

こんにちは♪歯科衛生士の泉です(o^^o)

最近は寒い日が続きますね💦今年も残りわずかになり、小学校の子供達も冬休みになると、お母さん達にとっては、お昼ご飯など、色々と大変な日々ですが…頑張って乗り切りましょう!!

さて、私にも7歳と9歳の子供が居ますが、子供を持つ親にとって、

『かわいい我が子をむし歯にさせたくない!』

『むし歯の痛みを我が子には味わって欲しくない!』 というのは最大の関心事ではないでしょうか?

初めての乳歯が生えてから、虫歯予防!ということで毎晩歯磨きしているのに 3歳児検診の時に一本や二本は虫歯が見つかってしまう、、、 そういった経験を持つ方が多いのではないでしょうか?

実際乳歯は永久歯よりも、エナメル質、象牙質が弱いのです💦

その結果、虫歯菌(ミュータンス菌)の出す酸に対してあっという間に 神経までに達してしまうことがあります!!

1.歯磨き

『歯磨きは毎日しています!』という方は多いでしょう。

ただ、2歳未満ぐらいまでのお子様はうがいが出来ないことが多いので、歯を磨いてあげても口の中をゆすぐことが出来ません。

歯磨きが終わった後、必ず、ガーゼで歯の表面を拭いてあげてください。そうすることでお口の中に虫歯の原因となる糖分が残るのを防ぐことが出来ます。

なお、仕上げ歯磨きは仰向けにして、明るいところで磨くと良いと思います。

 

2.フッ素

これは本当に大切です!『歯を強くするフッ素入り歯磨き粉!』等と、コマーシャルでやっている内容は本当です。

フッ素は各種ワクチンとは違い『一回塗れば終わり』ではなく、定期的に塗ることによって歯質を強くし、初めて虫歯菌の出す酸に対して抵抗性が出ます。

ご家庭で毎日フッ素入り歯磨き粉を使用するのはもちろん、市販されているフッ素のスプレー(レノビーゴ)を使用するのも良いと思います。ただ、歯科医院には歯科でしか取り扱えない濃度のフッ素(フルオールゼリー)がありますので、ぜひ定期検診にこられてフッ素を塗ることをお勧めします。

また、シーラントと呼ばれる、奥歯の溝にフッ素を含んだ樹脂を詰める治療(健康保険適用)もお勧めします。

3.正しい食生活

ズバリ、『ダラダラ食いをしない事!』これにつきます! 皆さん、phってご存知でしょうか? よく、CMなどで酸性、アルカリ性という言葉を耳にすると思いますが、その程度を示す単位です。

実はお口の中も甘い物を食べると、ミュータンス菌の産生する酸により、酸性に傾きます。それが食後30~60分すると、唾液の力(緩衝能といって中性に戻す力のことを言います。)によって中性になり、溶けた歯を再石灰化して修復している のです。

それが、ダラダラ食いをしてしまうと、お口の中が酸性に傾いたままになり、虫歯が発生してしまいます。食後はすぐに歯磨きをし、お口の中を中性に戻すようにしましょう。

4.定期健診

定期的に歯医者さんにみてもらう事は非常に大切です!

先に述べた、予防法はやっている!という親御さんもいるでしょうが、 プロの目で明るいライトの下でしっかりと見ることで発見される虫歯もありますので…是非!歯医者さんでの健診をお勧めします(o^^o)冬休みの期間中にお子様と来院してみてはいかがでしょうか?お待ちしております♪