子供の歯の歯並び(過蓋咬合)

こんにちは😊

歯科医師の福本です。

 急に寒くなったかと思えば、日中暖かかったりと、変な気候ですね。毎日、気温と天気を見ながらの洋服選び、ちょっと面倒です😅

 でも、こんな天気だからこそ、紅葉が鮮やかに色づいてますね。天気のいい休日には紅葉狩り🍁など、いいですね🥰先日、仙台駅東口近くのお寺街?の紅葉がとても綺麗だと聞き観に行ってきました。紅葉や銀杏が赤や黄色に色づき、お寺の雰囲気も相まってとても素敵な空間でした。皆さんも、仙台駅あたりにお出かけの際は、お散歩がてら少し足を伸ばして行ってみてはいかがでしょうか?

 さて今月のお話は、乳歯列期(子どもの歯🦷の時期)の歯並びの続きです。

 乳歯列期の噛み合わせの問題は

1️⃣反対咬合 

2️⃣交叉咬合

3️⃣開咬

4️⃣過蓋咬合

5️⃣上顎前突 

6️⃣叢生

などがあります。

 

 1️⃣2️⃣3️⃣については、以前のブログでお話ししているので、今月は、4️⃣過蓋咬合5️⃣上顎前突についてお話ししたいと思います。

3️⃣過蓋咬合

 上下を噛み合わせた時に、下の前歯が上の前歯に覆われて、ほとんど見えない状態です。

 顔の見た目では、歯科関係者以外にはほとんど不正咬合があるかの判断はつきませんが、成長とともに特徴的な下顎の形態を示すことが多いです。

4️⃣上顎前突

 下の前歯と比較し、上の前歯が前に出ている量が大きい状態です。(俗に言う出っ歯)

原因

⚫︎下唇を噛む癖

⚫︎下唇を吸う癖

⚫︎頤(下顎の真ん中の部分)の緊張

などです。

⚫︎骨格的な遺伝

問題点

⚫︎下の前歯が内側に押されているので、下の前歯の歯並びが悪くなる。

⚫︎下顎の成長が阻害され、相対的に上顎が出たように見えることがある。(過蓋咬合)

⚫︎上下の前歯の間に大きめの隙間があるため、下唇が自然に上下の前歯の間に入り込み、上顎前突が悪化しやすい。さらに、口が閉じにくいため上顎前突が治りにくい。(上顎前突)

⚫︎口呼吸になりやすく、風邪などの感染症にかかりやすい。(上顎前突)

⚫︎将来、顎の関節に支障が出ることがある。

など

治療

⚫︎下唇を吸う癖や噛む癖がある場合

なるべく早く、やめるようにします。

⚫︎頤の緊張がある場合

頤を外からほぐすようにマッサージする。

口の中から指で下唇やその下の部分を伸ばすようにマッサージする。

など

⚫︎お口ポカンを治すために、お口のトレーニングを行う。(かさはら歯科では、お口のトレーニングを,行っています。気になる方は、お声がけください。お子さんに必要かどうか判断日して、トレーニングを開始します。)

⚫︎マウスピース

既成のマウスピースを主に寝る時に装着することで、過蓋咬合の改善を期待できます。(乳歯の時期から使えます

将来のお口の健康に影響しないように、乳歯のうちから歯並びにも気をつけましょう。