唾液の役割

みなさんこんにちは!歯科衛生士の伊藤です🐥

ここ最近は肌寒い日が増えてきたので、段々と外出よりもお家でゴロゴロする日が増えてきました🏠
しばらく読んでいなかったのですが、昔から漫画をよく好きで読んでいたので、また最近読み始めました!
今は葬送のフリーレンという漫画にハマっています☀️アニメ化もしていて今人気の漫画です!
人との繋がり等大事なものを教えてくれる素敵な漫画でもあるのでぜひぜひ読んでみてください📖´-

さてさて今回のテーマは
『唾液』です!
唾液って何から作られているかわかりますか??
実は<血液>なんです!
水分を摂取すると骨髄で血液が作られ、その血液が唾液腺にて唾液へと作り変えられます!
水を飲んでそれがすぐに唾液になるわけではなく、1回血液になってから唾液になるのです。
無色なので水分そのものと思う方もいるかもしれませんが、実はもともとは血液とは、驚きですよね!

そんな唾液の持つ働きは

・口腔内を清潔に保つ
▶︎唾液には、食べかすや細菌を洗い流してお口を清潔に保つ自浄作用というものがあります。
唾液が減ると細菌が繁殖しやすくなります。そして、細菌の塊であるプラーク(歯垢)が増え、むし歯や歯周病といったお口の病気になりやすくなってしまいます。

・歯を補修する
▶︎溶け出した(脱灰)歯の成分(リン酸やカルシウム)は、時間をかけて唾液から歯に戻り、歯が補修されていきます(再石灰化)!
また唾液中の糖タンパクが歯の表面を保護する膜(ペリクル)を貼ってくれるのです。

・感染を予防する
▶︎お口の中にはおびただしい量の細菌が存在しています。
唾液の自浄作用とIgA、リゾチーム、ラクトフェリンなどによる抗菌作用で、むし歯菌や歯周病菌などの細菌の活動が抑制されます。

他にも、お口の粘膜を守る、お口の中を中性に戻す(緩衝能)、消化を助ける、食べ物をまとめる等といった多くの大切な働きを持っています!

そんな大切な役割を持つ唾液、実は健康な成人の場合、1日に約1000ml~1500ml程作られていますが、加齢とともに低下していく傾向があります。
唾液が減ると様々な支障が出るので、
最近お口の中が乾燥しやすくなったかな?
以前よりも唾液が出なくなった気がする…
食事の時に食べ物がお口の中でまとまりにくいな…など
少しでも??ってなったらすぐかかりつけ医に相談しましょう🦷
唾液腺マッサージ等で唾液分泌量を増加させることができる場合もあれば、
人工唾液等の製品を必要とする場合もあります。

ひとりで悩まず、お気軽にご相談ください☀️

ここまで読んでくださりありがとうございました🙇‍♀️