健康的なおやつのとりかた

皆さんこんにちは、保育士兼歯科助手の山邊です。最近は葉っぱが赤や黄色にきれいに色づいて、紅葉を楽しめる季節になりましたね。私は毎週月曜日に法人内のおろしまち歯科医院で勤務しているのですが、おろしまち歯科医院は診療室の窓からケヤキ並木を見ることができて、最近は患者さんと紅葉がきれいですねとお話する機会が増えました。秋ならではの季節の移り変わりを、楽しみたいものです。

 

さて、今回はおやつのとりかたについてお話していきたいと思います。

そもそも子どもにとってのおやつの役割とは、三度の食事だけではとりきれない栄養をとるための、栄養補給の役割を担っています。体が小さい子ども達は、大人と比べて胃袋の大きさが1/3程度しかなく、一度の食事でたくさん食べることができないので、おやつが重要な栄養補給の場となっています。栄養補給として大切なおやつですが、おやつの内容や与えかたを間違えてしまうと、将来の生活習慣病の原因になってしまったり、肥満の原因になってしまいます。近年では子どもの肥満も増えているというお話もあります。

 

では、健康的なおやつのとりかたはどうしたらよいのでしょうか。

ポイント①・・・栄養豊富な食べ物を選ぶ

必要なエネルギーとともに不足しがちな、ビタミンやミネラルを補給できる食品を選ぶことが大切です。タンパク質を多く含む煮干しやきなこ。カルシウムを多く含むプロセスチーズやヨーグルト、牛乳。鉄分を多く含む海苔などの海藻類やドライフルーツ、豆乳。食物繊維が豊富なイモ類。ビタミンCを多く含む野菜や果物などがおすすめです。

ポイント②・・・できるだけ市販のお菓子に頼らない

市販のスナック菓子などは、糖質や油分が多く、少量でもたくさんのエネルギーを摂取できていしまうため、次の食事にも影響が出てしまいます。また、ほとんどに添加物が含まれているため、市販のお菓子を選ぶ際には食品表示を確認し、添加物や保存料、香辛料などが少ないものを選びましょう。スナック菓子を食べる習慣がついてしまうと、将来の糖尿病や肥満につながってしまう可能性もあるため、幼児期はなるべく食べさせないようにしましょう。

ポイント③・・・食べる量はあらかじめ決めておく

子どもは目の前に好きな食べ物があれば、たくさん食べてしまいます。あればある分だけのおやつを与えてしまうのではなく、その子にあった適切な量を与えましょう。また、テレビを見ながら、遊びながらの『ながら食べ』は食べすぎの原因になってしまいます。時間と量はしっかり決めておくことが大切です。お皿に一回に食べるぶんだけを用意して、次の食事に影響が出てしまう量は与えないようにしましょう。

 

おやつを与える時の注意点として、ナッツや豆類、飴、グミ、こんにゃくゼリー、団子類、ドーナツなどは、窒息や誤嚥の恐れがあるため、3歳頃までは与えないようにしましょう。基本的には食べる様子をしっかり見守りながらおやつを与えること、そして、水分をこまめにとるように気を付けましょう。