歯を白くしたいときは

皆さんこんにちは。

歯科助手の小山です。

10月上旬に大宮にある氷川神社を参拝し、去年のセミナーで知り合った方々と1年振りで再会できました!

普段は長野や山形、埼玉と離れた場所ではありますが同じく歯科医院に勤める者として様々な情報を共有しあうことで自分の中の仕事に対するモチベーションアップにも繋がりました!こういった出会いはとても貴重だと思うので今後も大事にしていきたいと思います。

 

さて今回のテーマは、歯を白くしたいときは何を選択するかです。

パッと頭に思いつくのは、ホワイトニングでしょうか?

ホワイトニングとは、歯を削ったりする事無く、歯にホワイトニング薬剤を塗布し、特殊な光を当てる事で、歯の色を明るくする方法です。

ホワイトニングで歯が白くなるのはどうして?

歯の表面にホワイトニング剤を塗ることにより、ホワイトニング剤やその成分が歯に浸透していきます。歯に浸透すると、歯そのものの色を決めている色素を分解していきます。これは化学反応によるもので、これがホワイトニングで歯が白くなる原理です。

歯科医院で行うホワイトニングで使用される薬剤は【過酸化水素】が多いです。

過酸化水素は組織、細菌、血液、胆汁などに存在するカタラーゼで分解され、フリーラジカルが発生します。
フリーラジカルには強い酸化力があり、細菌の構成成分に効果があります。フリーラジカルが歯に着色汚れをもたらしている有機物を分解して、無色にします。

少し話がそれますが【フリーラジカル】とは、

ラジカルとは、不対電子をもつ原子や分子、あるいはイオンのことを指すそうです。

電子は、分子の中では通常2個ずつペアになって存在していますが、そのペアになるはずの電子が、ひとつだけで単独で存在しているものをフリーラジカルと呼んでいます。

電子はふたつペアになっていたいので、ひとり者の電子は相手を見つけるとペアになろうとし反応が起こります。

ホワイトニングではこの性質を利用しています。

歯科医院で行うホワイトニングでは、ホワイトニング剤を歯の表面に塗った後、光を当てます。過酸化水素は光や熱を当てることによって、色素の分解反応が促進するためです。

当院のオフィスホワイトニング(歯科医院で行うホワイトニング)では、ポリリン酸ホワイトニングを使用しております。「過酸化水素」に「ポリリン酸」を加えたものです。従来のホワイトニングと比較して「刺激が少ない」「コーティング効果が高い」ことが特徴です。

一般的なホワイトニングは過酸化水素を高い濃度で使用するため、短時間で歯を白くすることができるのですが、その分刺激も強いケースがあります。また、一度白くなっても着色汚れが付きやすく、色戻りが比較的早いとされています。ポリリン酸ホワイトニングはそのようなデメリットに配慮したホワイトニングです。

「ポリリン酸」は食品にも使用されていて、身体に優しい成分です。歯の表層の色素を分解し、白くする効果があります。また、歯の表面をコーティングして着色汚れが再び付いてしまうのを抑えることにも役立つ成分です効果もあります。

気になる際はお気軽にドクター、スタッフへお声がけください。