知覚過敏について

みなさんこんにちは!
仙台市かさはら歯科医院
歯科衛生士の佐藤です。

晴れやかな秋空が広がる季節になりましたね!🍂✨
この時期は空気も澄んでいて、金木犀の良い香りがして、気持ちも晴れ晴れしますね✨

朝晩はずいぶんと冷え込み寒暖差が激しいのでお身体には十分お気をつけください。

今回は『知覚過敏』についてお話しさせて頂きます。

知覚過敏とは、歯や口腔内が特定の刺激に対して過敏に反応する状態を指します。一般的には冷たい飲み物や食べ物、熱い飲み物、甘い食べ物、酸っぱい食べ物、刺激的な歯磨き粉や口腔衛生製品などが知覚過敏を引き起こす要因にもなります。

知覚過敏の原因は様々ですが、主なものには以下のようなものがあります。

1. 歯のエナメル質や象牙質の減少:エナメル質や象牙質は、歯を保護する役割を果たしていますが、摩擦や酸の影響を受けることで減少し、知覚過敏を引き起こす可能性があります。

2. 歯周病や歯肉退縮:歯周病や歯肉退縮によって、歯の根が露出し、刺激に敏感になることがあります。

3. 歯のクラックや折れ:歯のクラックや折れがある場合、刺激が歯の内部に伝わり、知覚過敏を引き起こすことがあります。

知覚過敏の症状は、短時間の鋭い痛みやしみる感覚、歯に触れると痛みが生じるなど様々です。これらの症状によって、日常生活に支障をきたし、食事や歯磨きが辛くなることがあります。

知覚過敏の治療方法には、以下のようなものがあります。

1. 歯磨きの改善:刺激的な歯磨き粉や過剰な力での歯磨きは、知覚過敏を悪化させる恐れがあります。歯医者に相談し、適切な歯磨き方法や歯磨き粉の選択をすることが大切です。

2. フッ素処置:フッ素は歯を強くし、知覚過敏を軽減する効果があります。歯医者でのフッ素の処置を受けることで、症状の軽減が期待できます。

3. コーティング:歯の表面に薄い薬剤を塗ることで、歯のエナメル質が強化され、知覚過敏を改善することができます。

4. 歯の修復:歯のクラックや折れが原因の知覚過敏の場合、歯の修復が必要となる場合があります。治療方法は症状や状態によって異なります。

予防としては、適切な歯磨きや、歯科医の定期的なチェックアップやクリーニングを受けることが重要です。また、食事においても過度な酸や糖分の摂取を避け、飲み物をストローを使って口の周囲を避けて飲むことも効果的です。

知覚過敏は一時的なものから慢性的なものまで幅広く存在し、個人によって症状や原因が異なるため、正確な診断と適切な治療が必要です。早期の対処と予防策の実施により、知覚過敏に関連する痛みや不快感を軽減できる可能性が高まります。

知覚過敏は一般的な症状ですが、自己判断で治療せずに歯医者に相談することが重要です。
歯科医師は適切な診断と治療を提供し、患者さんの症状を軽減する方法を提案することができます。また、予防として、定期的な歯科検診をおすすめします!🪥✨