フッ素について

みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の佐藤和泉です☺️

最近は本当に暑い日が続いていますね☀️
熱中症にならないように、こまめに水分補給をして、しっかり栄養を摂って身体を崩さないように気をつけて過ごしましょう!!

さて、今回は、みなさんが普段歯磨きの際に使用している歯磨き剤にも含まれる、「フッ素」についてお話ししていきたいと思います!

《フッ素って何?》
フッ素は、自然界にある天然のもので、海藻や魚、緑茶など私たちが毎日食べるものの中にも含まれています。🐟🍵
しかし、フッ素は塩と同様で、身体に必要なものでありながら、大量に摂取すると害になることがあります…

《フッ素のはたらき》
★フッ素が歯に働きかけるとき

•フルオロアパタイトの生成
(エナメル質に耐酸性の強い結晶をつくります。)
•再石灰化の促進
(ごく初期のむし歯なら自然に再修復してくれます。)

歯質を強化する🦷

むし歯予防🦷✨

★フッ素が口の中の環境(歯垢•唾液)に
働きかけるとき

抗酵素作用、抗菌作用😈❌

酸産生の抑制
(細菌の働きを抑制して、酸をつくらないようにします。)

むし歯予防🦷✨

《フッ素は何に効く?》
フッ素はむし歯の予防に効果があります!
①歯を強くする
②再石灰化を助ける
(再石灰化:歯のミネラルが溶け始めてしまった部分を脱灰と言い、その反対で、溶け出したミネラルが歯の中に戻ることをいいます。)
③むし歯菌を減らす

《フッ素は全ての年代の方に大切な成分!》
★子ども🧒🏻
子どものフッ素塗布は大変重要になります。歯がむし歯菌に侵されやすい未成熟な状態なので、フッ素を定期的に塗ることで、強い歯をつくることができます!

★妊娠中の方👱🏼‍♀️
お母さんから子どもへの口移しで食べ物を与えることは、同時にお母さんの口の中の菌も子どもに移すことになります…
妊娠中からフッ素でむし歯菌を減らしましょう!

★中年の方🧑🏼‍🦳
一般的に歯周病が最も進行しやすい年代で、歯と歯の間に隙間があいて、プラークが溜まりむし歯ができやすくなります。
フッ素で予防することが大切になります!

★高齢の方👵🏻
歯ぐきが痩せてきて、歯の根元のセメント質が露出しやすくなります。
ここはとてもむし歯になりやすいため、フッ
素で強化することが特に大切です!

《フッ素の応用について》
①フッ素塗布

②フッ素入り歯磨き剤

③フッ素洗口

このように、フッ素は歯を強くしたりむし歯菌を減らすため、様々な効果があります✨
正しい量を使用して、むし歯予防のために活用していきましょう!