妊娠中の歯科治療について。

こんにちは!歯科衛生士の泉です(^^)☆

最近、暑かったり、寒かったりと気温の変化に悩まされ、自分もですが、子供達の着る服が難しいなぁと思う今日この頃です(;_;)

さて、「歯が痛い!けれど妊娠中だし治療大丈夫かな・・・」このような経験がある妊婦さんは多いのではないでしょうか?

妊婦さんからは治療に対して多くのご質問を受けます。その中でもよく聞かれる事についてお話させて頂きます。

今って治療しても大丈夫?

基本的に治療ができない時期はありません。

しかし妊娠のそれぞれの時期(前期・中期・後期)により留意点があります。

前期(妊娠1か月~4か月)

赤ちゃんの体が作られる、妊娠中で最も不安定な時期です。

この時期は痛みを取るなどの応急処置に留める方がよいでしょう。

中期(妊娠5か月~7か月)

母子ともに妊娠中1番安定している時期です。

この時期にできるだけ治療を進めるとよいでしょう。

ただお薬の服用には注意点もありますので、歯科医あるいは産婦人科医とよく相談するようにしましょう。

後期(妊娠8か月~10か月)

お腹が大きくなっている時期です。

あまり問題なく治療は可能ですが、同じ姿勢を長時間続けるとお腹を圧迫して苦しくなる事もありますので、歯科医と治療時間を相談されるとよいでしょう。

レントゲン撮影の赤ちゃんへの影響は?

まず、歯科用のレントゲン撮影はお腹からも離れていて、お腹の赤ちゃんへの放射線の影響も無視できるレベルです。さらに防護エプロンの着用で被曝量を軽減できます!

そして、私たちは日頃太陽などから自然放射線というものを浴びています。これは放射線量としてはごくわずかです。歯科でのレントゲン撮影時の放射線量は上記の3分の1以下ですので、赤ちゃんへの影響を過度に心配される必要はありません(^^)

麻酔しても大丈夫?

通常量の使用では母子ともに問題はありません。痛みがないよう配慮致しますので、リラックスして治療を受けて頂いて大丈夫です!

出産後は育児などでさらに歯科受診が難しくなるかと思いますので、少しでもお口の中に違和感を感じた場合は歯科検診の受診をお勧めします!!代表的な妊婦さんのご質問にお答えしましたが、この他にも様々な不安を妊婦さんは抱えていらっしゃると思います。

不安を和らげ、安定したマタニティライフを送って頂けるようお手伝いさせて頂きますのでいつでもご相談下さい!お待ちしております(o^^o)