「歯を大切に!」🦷✨

みなさんこんにちは、保育士の佐々木です☺︎4月に入りいよいよ新年度の始まりですね。春の陽気に包まれながら、暖かい気持ちで毎日を過ごせていけたらと感じております😊

 

子どもの頃から歯は大切にしたいものですが、歯磨きの意味をよく理解できていないままでは、子どもにとって習慣化は難しく感じるでしょう。歯磨きの習慣が身についていないと、歯磨きが嫌いになってしまうことや、大人になっても歯を磨かない人になってしまう場合もあります。

様々な方法で歯の大切さをしっかり伝えていきたいですね。

◯絵本で説明する

歯磨きを題材にした絵本を使い、歯磨き指導を行うと子供たちの理解が深まります。「歯磨きをしないとどうなるか」「歯磨きをするとどんないいことがあるか」絵本を使って読み聞かせを行いましょう。

読み聞かせに使う絵本の例

1~

「はみがきあそび(きむらゆういち)」 歯磨きをテーマにした仕掛け絵本です。ページ毎に様々な仕掛けが出てくるので、小さな子どもでも飽きずに楽しく歯磨きについて知ることができます。

2歳~

「おかしだいすき(いもと ようこ)」 お菓子が大好きなネコのお話です。食べたらすぐに口の中をキレイにしないと虫歯になって大変!というイメージを持たせられる絵本です。

3歳~

「はみがき、やーだよ(スベトラーナ チューリナ」 歯磨きが嫌いなクマが登場します。虫歯になると食事も会話もできないという大切なことが描かれています。

4歳~

「むしばいっかのおひっこし(にしもとやすこ)」 歯磨きが習慣化してきた子どもの口に住んでいる「むしばいっか」。口の中の食べ物がなくなってきたことを理由に引っ越しを決意するストーリーです。歯磨きについて理解し始めた4歳前後の子どもに、ちょっと違う視点でお話できる絵本です。

5歳・6歳~

「がんばれはぶらしハーマン(きむら ゆういち)」 歯磨き嫌いな男の子の夢のお話です。「しっかり歯磨きしないと虫歯になる」ということが分かりやすく描かれている仕掛け付き絵本です。

 

◯虫歯になるとどうなるか、実体験として語る

「歯磨きは大切です」とただ話すだけでは、子どもたちの関心は集まりにくいでしょう。大人が、子どもの頃に体験した虫歯エピソードとしてお話することで、子どもにはより虫歯予防を身近に感じられるかもしれません。

例:

「歯磨きをしなかったら虫歯になっちゃった。しばらく甘いものが食べれなくてつらかったよ」

「虫歯で痛い思いをしたから、その後はしっかり歯磨きをするようになったよ。今は食べたらすぐ歯磨きをしているから、虫歯もなくて歯医者さんに褒められているよ」

上記のようなエピソードとともに、しっかり歯を磨こうね、とお話してみましょう。

〈虫歯について説明する時の注意点〉

虫歯になってはいけない、虫歯になると大変なことになると伝えることはとても大切なことです。しかし、虫歯になって歯医者さんで痛い治療をしたエピソードを強調しすぎてしまうと、今度は歯医者さんが怖い場所という印象を与えてしまうかもしれません。歯医者さんは怖いところではなく、虫歯を直してくれるところである点も、しっかり伝えてくださいね。

 

◯歯磨き指導を行う

乳歯が生え始めた子どもは、まず口の中を触られることになれていないため乳児用の歯ブラシで12回歯に触れるだけでも十分です。

35歳の子どもには、奥歯の溝、歯と歯の間、歯の裏、表面をポイントとして小刻みに磨くよう指導します。自分でできる子は各自で歯磨きを行い、歯磨き後にそれぞれの子どもの歯をチェックし、必要に応じて仕上げ磨きを実施すると良いでしょう。

歯磨き方法参考:日本小児歯科学会、日本歯科医師会

 

絵本の読み聞かせや音楽に合わせた歯磨きで、子どもたちが楽しく虫歯を予防できる機会を作りましょう。