4月に流行る風邪

みなさんこんにちは保育士兼歯科助手の鈴木です。

🌸ご入園ご入学のみなさんおめでとうございます🌸

今年はもう桜が散ってきましたね、満開と思ったら1週間すぎると散ってしまったり緑が多くなってしまったりと桜の季節は一瞬で終わってしまい寂しいですね

先日家族で夜桜を見てきました。丁度満開の時期でとても綺麗でした🌸

さて今回は、4月に流行る病気を紹介します。お子さんが保育園や幼稚園に入園すると、急に環境が変わり集団生活が始まり病気をもらってきてしまうことが多くなります。また、慣れない環境のせいで、疲れが出て熱を出してしまったり、お腹を壊してしまったりと、何かと体調も崩れがちです。大事なのは、睡眠時間をたっぷりとったり、早寝早起きをするなどの生活習慣をしっかり身につけること。春に流行る病気はそこまで多くないのですが、「溶連菌感染症」という病気が割と多いといわれています。また、はしかや風しん、水ぼうそうなど集団感染しやすい病気には注意が必要です⚠️

 

🦠溶連菌感染症🦠

「溶連菌感染症」はのどに感染して起こる病気のことです。最初は咽頭炎(いんとうえん)や扁桃炎(へんとうせん)などの症状が出ます。急に39度ぐらいの熱が出て、のどを見ると扁桃部分が赤くはれ、のどの入口も赤く腫れてしまいます。痛みも強く、吐き気や嘔吐、腹痛、頭痛、ときには筋肉痛や関節痛がでることも。また、のどの炎症に関係のある首のリンパ節がはれたり、中耳炎などを引き起こすこともありますので注意しましょう!その後は、細かい赤い発疹が胸や首のあたりや手首や足首のあたりから始まり、全身にも広がってしまうこともあります。病気にかかったばかりの時は舌が白いコケに覆われたように見えますが、34日するといちごのように赤くなります。これが「いちご舌」と呼ばれる、この病気の特徴的な症状です。

🦠はしか(麻しん)🦠

風しんウイルスによって起こる病気。38度ぐらいの熱、せき、鼻水のような風邪症状に始まり、顔や耳の後ろに小さな発疹がでて体中に広がります。また、首や耳の後ろのリンパ節がはれて痛むのも特徴です。熱は2~3日で下がり、発疹もだんだん消えていきます。はしかと違って色素沈着はありません。妊婦さんがかかると赤ちゃんへ影響が出ることがあります。

🦠水痘(水ぼうそう)🦠

「水痘(すいとう)」、「帯状疱疹ウイルス」の感染で起こる病気です。3738度くらいの熱といっしょに、頭や顔に虫さされのような赤い小さな発疹がでて、半日から2日ぐらいでからだじゅうに広がります。発疹は頭や口の中、デリケートゾーンにもできます。赤い発疹はしだいに強いかゆみのある小豆大の水疱になりますが、23日後には乾いてしぼみ、黒いかさぶたができて、はがれます。水疱瘡は感染力が強い病気なので、発疹が全部かさぶたになるまでは、まわりの人に感染させてしまうことがあります。水疱瘡かな?と思ったら、受診前に病院に連絡し発疹の様子を伝えましょう!

🦠おたふく風邪🦠

おたふくかぜは、正しくは、「流行性耳下腺炎」といいます。「ムンプスウイルス」というおたふくかぜウイルスの入ったつばが飛んだり、空気感染することで発症します。そのため、子供が多く集まる保育所、幼稚園、小学校などで流行し、2歳から12歳のお子さんがかかってしまうことが多いのです。ウイルスに感染してから症状が出るまでに23週間ぐらいの「潜伏(せんぷく)期間」があります。この潜伏期間中に唾液腺の中でウイルスが増えてしまうので、潜伏中でも他のお子さんにうつしてしまうことも。発症すると、耳下腺の腫れ、唾液腺の腫れ、発熱などがあり、ふつう治療には1週間~10日ほどかかります。頭痛が強いときはかかりつけの先生に相談しましょう。

保育園、幼稚園が始まると、最初の1ヶ月は何かと熱をだしての早退が多いと思いますが、お子さんも免疫をつけようと頑張っていますのでお互い頑張っていきましょう💪

参照:ベビースマイル