冬の感染症😷

みなさんこんにちは☺︎保育士の佐々木です。

ますます寒さ厳しく、お布団から出るのも勇気が要りますね。春が待ち遠しい今日この頃です。我が家にはこたつがあるのですが、家族みんなこたつが好きすぎて毎日のように『コタツムリ』が発生しております🐌小学生の息子は、一生こたつの中で暮らしたいと言っているくらいです🙃

全国的にインフルエンザが「流行期」に入るのは、3年前に新型コロナが感染拡大して以降、今シーズンが初めてで、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念されるとして、適切なマスクの着用や消毒、換気といった基本的な感染対策が引き続き必要になっています。

他にも、2月頃に流行しそうな感染症等を紹介していきたいと思います。

溶連菌感染症(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)

 溶連菌感染症は、子どもがかかりやすく、発疹が出る感染症です。主な感染経路は、発症者もしくは保菌者(特に鼻咽頭部に保菌している者)由来の飛沫による飛沫感染と濃厚な直接接触による接触感染です。物品を介した間接接触による感染はまれですが、患者、保菌者由来の口腔、もしくは鼻腔由来の体液が明らかに付着している物品では注意が必要です。予防のためのワクチンはまだ実用化されていません。予防には、手洗い、咳エチケットなどが有効です。

ノロウイルス感染症

 ノロウイルス感染症の主な症状は、はき気、おう吐及び下痢です。通常は便に血液は混じりません。あまり高い熱とならないことが多いです。小児ではおう吐が多く、おう吐・下痢は一日数回からひどい時には10回以上の時もあります。感染してから発病するまでの潜伏期間は、12日です。ノロウイルスにはワクチンもなく、その感染を防ぐことは簡単ではありません。そして特に子ども達や高齢者には簡単に感染して発病します。最も重要で、効果的な予防方法は「流水・石けんによる手洗い」です。

ロタウイルス感染症

 先進国、発展途上国を問わず、罹患率が高いのがロタウイルスです。ほとんどすべての子どもが45歳までに感染します。初感染であれば新生児期を除いて不顕性感染(感染していながら臨床的に確認しうる症状を示さず健康にみえる状態)はまれです。生後6か月以降2歳未満の時期に感染するともっとも重症化しやすいといわれており、入院治療を必要とする乳幼児下痢症の3552%がロタウイルスによるものです。

                                                           

 好発年齢は乳幼児で、特に1歳児に多く、年齢が上がるにつれだんだんと減っていきます。脱水などのために入院治療が必要となるのはほとんどが就学前(6歳以下)の乳幼児で、2歳未満児(ただし、3か月以上)が過半数を占めます。生涯をとおしてロタウイルス感染は繰り返し起こりますが、一般に年長児や成人は不顕性感染となります。

 従来、121月に流行し、冬季下痢症と呼ばれてきましたが、最近の日本での流行のピークは35月となっています。初冬(11月~1月)に流行するノロウイルス感染症と入れ替わるようにロタウイルスの流行がみられ、ウイルス性胃腸炎として二峰性のピークを示すことが最近の日本での流行の特徴です。

冬は寒さから特に体調を崩しやすい季節なので、日頃から気を付けていきたいです。ぽかぽか暖かい春が待ち遠しいですね!