こんにちは
歯科助手の小山です。
今回はインプラント治療の流れについてご説明いたします!
まずはそもそもインプラント治療が可能なのか?診断を行います。
そのために必要なのが
・CTレントゲン【三次元的な画像】
・お口全体の模型
です。まずはこれらの撮影や型どりを行います。
その後、それらのデータを用いてドクターが診断を行います。
それによりインプラント治療が可能かどうかの判断と、可能な方に対してはより精密な治療計画をたてます。
計画がたったあとに、ドクターからご説明をさせていただくお時間をとっています。
また、インプラント治療には不安がつきものですし様々なリスクもあります。
金額やお支払方法の不安も生じるかと思われるます。当院ではトリートメントコーディネーターによるインプラント治療の説明もしっかりお時間をとっておりますので、納得されたうえでインプラント治療をお申し込みいただければと思います。
インプラント治療開始後の流れとしては
①エピオスクリーニング
オペ前一週間以内に受けていただき、細菌除去。手術の成功率を高めるために行います。
②一次オペ
インプラントを埋入する手術を行います。
③消毒、糸取り、経過
オペの翌日に消毒、一週間後に糸取りを行い
インプラントが骨としっかり結合するまで経過をみていきます。
④二次オペ
被せものを被せるための、ハグキの形づくりを行います。
⑤型どり
⑥被せもののセット
⑦定期的なメンテナンス
このような流れになっております。
特にインプラントは⑦のメンテナンスが重要です。なぜかというとインプラント周囲炎により、骨が吸収しインプラントが脱落してしまうケースがあるからです。
インプラント周囲炎とは?
インプラントの周辺組織に炎症が起こる病気のことで、インプラントの周辺で起こる歯周病です。炎症が歯槽骨にまで広がるなど重症化することもあります。
原因は?
インプラント周囲炎の主な原因としてあげられるのが、インプラントの周囲に溜まった歯垢(プラーク)です。歯磨きがしっかり行われていないせいで、ネバネバした歯垢の中で細菌が繁殖し、その細菌が放出する毒素によってインプラントの周囲組織が炎症を起こすのです。
対策は?
インプラントは、歯を支えるための金属製のインプラント体を骨に直接埋め込むため、天然歯に比べて根元のへこみが大きくなる傾向があります。根元のへこみが大きいほど歯磨きがしにくくなります。
自分でできるメンテナンス方法は、毎日正しい方法で歯磨きを行うことです。ご自身の歯磨きが不良であれば歯と歯茎の間に食べかすが蓄積し、繁殖した細菌が侵入して歯周炎を引き起こす恐れがあります。インプラントの歯をきれいに磨くためにも歯科医院の定期メンテナンスで歯科衛生士による歯みがき指導を受け、プラークコントロールをすることが大切です。
また歯磨きだけでなく、年3.4回程度は、かかりりつけ歯科医院でのメンテナンスの受診が必須です。
なぜなら天然の歯でおこる歯周病と同じく、自覚症状がなく進行していくため定期的にハグキの検査が必要です。またご自身の歯磨きだけで汚れを0にすることは限りなく難しいため歯科医院の機械を使用したPMTCが必要です。
インプラント治療に関しては、インプラント治療を終えてからのメンテナンスがかなり大事です。
一緒に頑張りましょう🤗