歯ぎしり食いしばり

みなさんこんにちは!
歯科衛生士の佐藤です。

去年は大変お世話になりました!
今年も宜しくお願い致します😊

大寒波の影響でとても寒い日が続いておりますね。みなさん体調は崩されてないでしょうか?

私は寒さの影響で無意識に身体に力が入ってしまい、気づくとくいしばってしまっているなーと感じます🥶



みなさんは、歯ぎしりや食いしばりはしていないでしょうか?


日本人はおよそ2割の方が、夜間に歯ぎしりをしていると言われています。

自覚があるがある方もいらっしゃると思いますが、中には歯ぎしりをしていても、全く自覚のない方がいらっしゃいます。

実際にお口の中を見させていただくと、歯がすり減ってきていたり、歯に細かな亀裂が入っていたり、舌や頬に食いしばっていた跡(歯に舌や頬が押しつけられた跡)が見られる方が、結構多くいらっしゃいます。

歯ぎしりの原因ははっきりとはわかっておりませんが、多くは「ストレス」と「噛み合わせ」と言われております。

身体的、精神的ストレスが多い方は歯ぎしりをする傾向にあると言われます。

また、歯の生え始めや歯の生え変わりの子供は実際、歯ぎしりをする子が多くいますが、これは噛み合わせが日々変わるため、安定するところを無意識に探しているからだと考えられています。 

また、歯並び・噛み合わせの問題や、合っていない被せ物・詰め物により噛み合わせが安定していない方も、起こりやすいと言われます。


飲酒や喫煙、飲んでいる薬の影響もあるとも言われます。歯ぎしりは癖や習慣になっていることが多く、歯ぎしりを続けていると多くのトラブルがお口の中に生じます。

【起こりうるリスク】
歯がすり減る
歯に細かいヒビが入る
場合によっては歯が割れてしまう
詰め物・被せ物がよく取れる
知覚過敏が起きやすい
歯周病が悪化してしまう
顎関節症(お口が開けにくい、開ける時に音が鳴る)になる
知覚過敏が起きやすい
舌痛症(舌がヒリヒリする)になる
頭痛や肩こりになりやすい

特に睡眠時の歯ぎしりは体重の約2〜5倍の力が歯にかかると言われるため、マウスピースを作るなど早めに対処する必要があります。

睡眠時の無意識の歯ぎしりは、なかなか自分ではコントロールするのが難しいため、寝ている間にマウスピース(保険適用)をつけることによって、歯ぎしりを無くすというより、歯ぎしりによる歯への過度な力がかかるのを軽減することができます。


また横向きで寝ると歯に力がかかりやすいので、仰向けで寝るようにしましょう。


詰め物や被せものが高すぎるとそこの歯にだけ力が集中し、食いしばりやすくなったり、顎に違和感が出ることがあります。定期検診でチェックすることが大切です。実際に、揺れていた歯が高さを調整することで揺れが落ち着いた患者さんもいらっしゃいます。

ゆっくりお風呂につかったり、寝る前はテレビやスマホを控えて、ストレスをためずに落ち着いた状態で寝るようにしましょう。

また、日中であれば上下の歯を合わせないように意識してみたり、ストレスの発散を心がけてみたり、頬のあたりをマッサージしてこわばりを取るといったことも大切です。

一つずつでも何かできることから始めてみてください🦷