フッ素について🪥

こんにちは✨歯科衛生士の畑山です☺️

今回はフッ素についてです🦷

皆さんは自分の歯磨き粉にフッ素がどのくらい入っているのかを知っていますか?

毎日使用するものなので濃度や効果を知っておくのは大切です🪥

フッ素の効果

①酸の抑制

歯みがきで落としきれなかった歯垢の中にいるむし歯菌の働きを弱め酸を作られるのを抑えます。

 

②歯質強化

歯の質を強化して、酸に溶けにくい歯にしてくれます。

 

③再石灰化の促進

歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促進します。

 

フッ素配合ハミガキ

使用方法

一般的なハミガキの場合、フッ素濃度は主に500~1500ppmです。
フッ素配合ハミガキを使う際は、次のことに注意しましょう。

  1. 使用量

    年齢によってオススメの使用量は違います。年齢に合った使用量をこころがけましょう。

    フッ素配合ハミガキ 年齢による使用量目安
  2. すすぎは少なめ

    お口にフッ素を留めることが大切です。
    気持ちが悪くない程度の少ないすすぎに留めましょう。

6ヶ月(歯の萌出)~2歳 切った爪程度の少量 500ppm
3~5歳 5mm以下 500~1,000ppm
6~14歳 1cm程度 1,000ppm
15歳以上~成人 1~2cm程度(1g) 1,000~1,500ppm

 

歯科で用いられるフッ素は安全です!

フッ素で急性中毒を招く可能性として、体重1㎏あたり2㎎のフッ素量を目安に計算します。たとえば体重が10㎏の赤ちゃん(1歳児くらい)の場合で20㎎摂取すると中毒症状を起こすかもしれないという数値です。市販のフッ素配合の商品でフッ素含有量が高めな洗口剤で1本の中に1.6ml含有だったとします。この数値を見るとお解りのように、もしも新品を1本誤飲してしまったとしても中毒症状に至るまでには程遠い数字です。歯科医院で塗布する高濃度のフッ素は、3~4カ月おきに1度しか塗布しませんし、ホームケア用は一度に低濃度のものしか使用しませんので、フッ素中毒の心配はいりません。とはいえ、多量に飲み込んでよいものではありませんので、お子さんの手の届かない場所に保管するようにしましょう。

大人の歯にも効果はあるの?

生えたての歯や永久歯を守るために注目されているフッ素ジェルですが、最近では大人の歯に使用した場合でも効果があることがわかってきています。

35歳を過ぎると約8割以上もの人が歯周病に悩んでいるという調査データもあるなど、大人の歯も注意して磨かないとむし歯や歯周病になってしまいます。大人の歯にも効果的ですので、歯・口腔ケアが気になり始めた方はぜひフッ素ジェルを検討してみてくださいね。当院でもフッ素を塗ることができるので気軽にお声がけください😊