歯槽膿漏について

みなさん、こんにちは!

歯科助手の南野です。

最近、肌寒くなってきましたね、体調崩さないように手洗いうがいも引き続き行っていきましょう!

みなさんは、何かしら秋を感じることできてますか?紅葉や読書もいいですね

私は、実家からマスカットが届き食べました。とても美味しかったです😋

岩手県の紫波町に「あかさわ」っていう産直があって、フルーツの里っていうだけあり、新鮮な果物や野菜も多くおすすめなので、もしお近くにきた際は是非寄ってみてください!

今回のブログのテーマは、「歯槽膿漏」についてです。

みなさんは、歯槽膿漏という言葉を聞いたことはありますか?CMなどでも耳にしたことがあるのではないでしょうか?

歯槽膿漏とは、歯周病とも言われています。

これは、むし歯とは違い、歯自体の病気ではなく、歯の周りにある歯を支えている組織(歯周組織)の病気のことです。

歯周組織には、主に歯ぐき(歯肉)・歯槽骨・歯根膜があります。これらが炎症を起こすと、歯ぐきから血が出たり、腫れたり、痛みを出したり、また歯がぐらぐらしてきます。

どうして歯槽膿漏になるのか?

原因は様々なものがありますが、代表的なのは次の3つです。

全体的なもの

思春期・妊娠・糖尿病などのように、体のホルモンのバランスが崩れたり、栄養障害(カルシウム・ビタミンなどの不足)によってなる場合があります。

汚れによるもの

歯の周りの汚れ(主に食べ物のカス)、一般にプラーク(歯垢)が付くと、口の中の細菌の働きによって歯石(しせき)となります。これによって歯周組織が炎症を起こします。

かみ合わせによるもの

歯ぎしりなどのように、頻繁に歯を揺らしている状態が続くと、徐々に歯槽骨が壊され、炎症を起こします。

どうして痛くなるのか?

①ズキズキ痛む

歯ぐきの中に膿がたまってくると痛みが出ます。

②水などがしみる

炎症が歯の根の先までくると歯の神経まで炎症を起こしてしみるようになります。また、歯肉がさがってくると、歯の感じやすい部分が露出し、しみるようになります。

③噛むと痛い

歯の周り全体が炎症を起こすと痛むようになります。

初診時や久々の来院時、定期健診などでは、歯周病の検査を行っています。

①歯周ポケットの深さを測定します。

②歯の動揺度を調べます。(歯が動いていないか)

歯槽骨が吸収され、歯を支えられない時や、かみ合わせが、上手くいってない時、強すぎるかみ合わせは、歯周病を悪化させる原因になります。

③歯肉からの出血を調べます。

歯周ポケットの深さを測る時、歯肉の炎症により、出血した部位をチェックします。

歯周病の予防としては、お口の中の環境の改善が大事です。

プラークは(歯垢)は、細菌の塊です。

そのプラークを、ブラッシングすることにより、除去し、歯肉が引き締まり、ポケットの深さも除去に改善してきます。

毎日のブラッシングと、定期的な歯石除去が大切になりますので、歯ブラシの当て方や補助用具についてもお話をさせていただければと思います。

もし、お口の状態で何か気になるところがあればお気軽にお声がけください!