タバコと歯周病

みなさんこんにちは♪

10月1日より、おろしまち歯科医院から異動してきました、歯科衛生士の松倉と申します。

慣れないことも多くありますが、これから頑張っていきます。みなさんよろしくお願いします!

最近、どんどん気温が下がり、紅葉も進んできました♪

昨年は紅葉をあまりみることができなかったので今年はしっかりと楽しみたいと思います。寒暖差が激しくなっているので、みなさん風邪などひかない様に気をつけてください!

今回は、タバコと歯周病の関係についてご説明します。

タバコは古くから嗜好品として親しまれています。しかし、健康へ影響を及ぼしてしまいます。

喫煙による健康への影響は、肺がんをはじめとして、多くのがん・心臓病・気管支炎・脳卒中など多くの疾患や未熟児、早・流産など妊娠に関係した異常などのリスクが高くなるという疫学調査の結果が報告されています。

また、未成年期に喫煙を開始すると、成人後に喫煙を開始した場合に比べて、これらの疾患のリスクがより高くなります。

さらに、副流煙による受動喫煙も、肺がん・心臓病・呼吸器疾患などのリスクを増大させています。

これまで、全身に対しての喫煙の影響をご説明しました。

次は、喫煙はお口の中に及ぼしている影響についてご説明を行っていきます。

喫煙は唾液の分泌を抑制するため、唾液による自浄作用が減り、お口の中が不潔になりやすく、歯周病の原因となるプラーク(歯垢)や歯石がつきやすくなります。

また、タバコに含まれるタールが歯の表面に付着することにより、プラークがとてもつきやすくなります。その結果、歯周ポケットが深くなり歯周病が進んでしまいます。

さらに、タバコに含まれるニコチンは歯茎の血管を収縮させ、血液の流れを悪くします。そのために、歯茎に酸素や栄養が行き渡らず、歯茎の抵抗力が弱まります。その結果、歯周病が進行します。

タバコを吸う人は、吸わない人と比べて歯周病の症状の歯茎の腫れや口臭に気付きづらく、そして気がついた時には重度の歯周病になっていることが多いです。

この様なことから、喫煙をしている方はタバコを吸わない人より高い確率で歯周病にかかりやすく、歯を失う確率も高くなります。

また、歯周病の治療の後の予後も良くないと言われています。

喫煙をしている方が、必ず歯周病になるわけではないので、歯科医院での定期検診や歯ブラシやフロス・歯間ブラシなどを使った自身での歯磨きで、お口の中の健康を保っていきましょう♪