歯医者のお仕事~歯科衛生士ってどんな仕事?~

皆さんこんにちは。

歯科助手の小山です。

歯科医院には、様々な役割をもったスタッフがいます。

主には

歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、受付、トリートメントコーディネーター、管理栄養士、保育士

などがあげられます。

今回は歯科衛生士にクローズアップしてみましょう!

歯科衛生士とは??

歯科衛生士は、歯科疾患の予防及び口腔衛生の向上を図る(歯科衛生士法第1条)ことを目的として、人々の歯・口腔の健康づくりをサポートする国家資格の専門職です。仕事の内容は、次の三つの業務が法律に定められており、それぞれに専門性の高い知識・技術を必要とします。

1・歯科予防処置(歯石除去、フッ素塗布など)

歯科医師の指示を受けて、歯垢や歯石を除去(スケーリング)したり歯の表面にフッ素を塗布したりします。

歯垢とは歯の表面に付着した細菌のかたまり(プラーク)のことで、わずか1mgの歯垢に1〜2億もの細菌が生息していると言われています。これらの細菌が作り出す酸や毒素がむし歯や歯周病の原因となります。

また、歯垢が石灰化して歯石になるとその表面の凸凹に歯垢が形成されやすくなるため、歯垢を早めに除去して口腔内の環境を正常に保つこと(プラークコントロール)が重要となります。それには日々のセルフケアに加え、プロである歯科衛生士による定期的なメンテナンスが必要なのです。

2・歯科診療補助(表面麻酔塗布、概形印象採得など)

歯科衛生士は歯科医師の診療を補助するとともに、歯科医師の指示を受けて歯科治療の一部を担当するなど、歯科医師との協働で患者さんの診療にあたります。

歯科診療補助の範囲は多岐にわたり、歯科診療を円滑に行うために大切な役割を果たしています。また、歯科医師と患者さんとのコミュニケ-ションに配慮し、信頼関係にもとづく心優しい歯科医療を行うためにも、歯科衛生士の役割が期待されています。

3・歯科保健指導

むし歯や歯周病の予防のために、歯みがき指導食生活指導をおこないます。指導にあたっては、むし歯や歯周病が発生するメカニズムや健康に与える影響について丁寧に伝えることで、動機付けをおこなうことも重要です。また、寝たきり者や要介護者等に対する訪問口腔ケアも重視されています。さらに、最近では、食べ物の食べ方や噛み方を通した食育支援、高齢者や要介護者の咀嚼や飲み込み力を強くする摂食・嚥下機能訓練も新たな歯科保健指導の分野として注目されています。

 

歯科衛生士になるには?

歯科衛生士として働くには、国家試験に合格して歯科衛生士免許を取得しなくてはなりません。

歯科衛生士国家試験を受験するには、歯科衛生士の養成校(大学、短大、専門学校)で所定の課程を修了しなくてはなりません。2010年4月以降、歯科衛生士の養成課程は3年制以上のみとなっています。

 

歯科衛生士は口の中だけでなく、生活習慣や食生活なども含め患者さんのサポートをすることができます。毎回のヒアリングで患者さんが元気になっていくこと、だんだんと信頼関係が築かれ歯のことだけでなくいろんな話をしながら、健康をサポートできることは歯科衛生士のやりがいとも言えますね!

 

患者さんの健康で豊かな生活をサポートするために、歯科衛生士向けの研修や専門的な技術の学びの場へと参加し、歯科衛生士としてさらに知識や技術を高めるスタッフが当院にも多いです!