妊産婦期🤰🏼

みなさんこんにちは
かさはら歯科医院、歯科衛生士の鈴木です🐈‍⬛
あっという間に空気が冷たく、秋が近づいてきましたね。🍂家の近くのお店には焼き芋が売っているので時々購入して食べています。そしてこの間、同期と一緒に芋のスイーツ食べに行きました〜〜ずっと行きたくて楽しみにしていたお店に行くことが出来ました〜とても美味しかったです🍠美味しすぎて秒でなくなりました😋みなさんも是非食べてみてはいかがでしょうか!

本日は妊産婦期についてです。
妊産婦期とは、妊娠期および授乳期を含む出産前後の女性のことです。すなわち妊娠開始から産後6~8週の女性です。

まず妊産婦期のお口の特徴として
1 口腔清掃状態の変化
つわりによる歯磨きを行いにくい。
食事内容や回数の変化。
プラークの取り残し、量の増加によってお口の環境が悪化します。
プラークとは、むし歯や歯周病の原因ともなる歯の表面につく細菌のことです。

2唾液の変化
食事や間食回数の増加、嗜好の変化により唾液のpHが酸性に傾きます。
唾液分泌低下によりお口の中が乾燥しやすい。
(ホルモンによるエストロゲンやプゲステロンの増加)

3歯周組織の変化
妊娠性歯肉炎
(妊娠2ヶ月頃から歯茎が発赤し始め、妊娠8ヶ月頃まで続きます。)
妊娠性エプーリス
(妊娠中期16~27週に発症することが多い。歯と歯の間の部分の歯茎にあらわれ、深紅色、有茎性の炎症増殖で痛みなどの症状はありませんが、容易に出血します。)
主な原因としてはプラークです。先程もご説明したとおり、細菌のことです。

ここでお家でのセルフケアの目標として🪥
つわり時のお口の清掃、デンタルリンス、ガムの活用、歯ブラシのヘッドを小さめにする、歯磨き粉の味を変えてみる、もしくは使わない、歯ブラシの時間を食後と限定せず悪化が落ち着いている時間にシフトする、歯みがきをするときに下を向いて喉への流入を少なくする、などがあります。

人それぞれの大変さ、難しさあると思います。この中に参考になることがあれば行ってみてください。

次に食生活についてですが

胎児への鉄分供給が優先されるため鉄分を多く摂りましょう。

妊娠高血圧症候群を予防するためマグネシウムも摂取していきましょう。食塩、砂糖、酸の濃度の判別濃度が低下し濃い味を好むようになります。とくに酸味の強いもの。塩分のとりすぎには注意です。

そして、ビタミンAの摂りすぎにも注意です!これは妊娠初期に気をつけてほしいのですが、妊娠3ヶ月以内で過剰摂取により胎児の奇形を有することがあります。