こんばんは🌙
歯科衛生士の田口です!
だんだんと秋の気配を感じる仙台。
今年の夏は、
みなさんどこかお出かけされたでしょうか🍉
我が家は帰省はせずに、
川遊びやキャンプ、あとは何十回と家族で人生ゲームをしたお盆休みでした。笑
わたしが子どもの頃に遊んだ人生ゲームは何億と勝つような記憶でしたが、、
令和の人生ゲームはなかなか厳しく「アリも見えるドライブレコーダーを買った。➖47000円」「フォロワーが増えてインフルエンサーになる。➕12000円」などリアルなマスばかり😇
1位であがっても50万円前後しか勝てず、少しストレスが溜まります。
が、リアルな金額に、子どもたちは随分とお金の計算が上達し、
頼もしく感じています😂
さて。
今回は、「一生のむし歯のリスク」と「砂糖」について🐝
歯科では、1歳半から3歳ころまでを「感染の窓」と呼び、この時期にむし歯菌に感染しなければ、その後もむし歯になりにくいと言われております。
(乳歯が萌出してから1年後から2年後の1年間が重要)
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、虫歯菌は存在しません。
では、どのようにして虫歯菌に感染するのでしょう⁈
→母子感染
むし歯は感染症であり、赤ちゃんの身近な大人からの感染が多く、コップやお箸の共有、大人が噛んだものを与えたり、キスなどから感染します。
この感染経路を遮断するためには、感染源となりうる両親、とくに母親の口腔ケアが重要であり、母親の口腔内ミュータンスレンサ球菌の量を減らすことで、子どもへの感染の機会を減少させ、また感染の時期を遅らせるようにしたい。
妊娠前、妊娠期、出産後も母子ともに口腔内を良好な状態に保つことが大切なのです。
そして、
1歳半…離乳食も終わり、おやつも含めて様々な食べ物を口にするようになります。大人の食事から取り分けることも多くなると思いますが、取り分けのお箸を別にしたり、飲みまわし、甘いものを覚えさせないなど、ぜひ特に3歳までは‼︎気をつけていただくことをオススメします。
また、一見体によさそうなスポーツドリンクや乳酸菌飲料。「毎日飲んでいる」というお子さんもよく見かけます。
これらには、砂糖がたっぷり入っています。みりん、ウスターソース、オイスターソース、ケチャップ、カレールーなど味が濃い調味料も、糖質の含有量が高いことで知られます。また、菓子パンや果物の缶詰は、食べやすい上に糖質がきわめて高いので、注意しましょう。
ちなみに500mlのペットボトル(炭酸飲料)に含まれる砂糖は、約55g。
1日に成人が摂取して良い砂糖の上限は25g(WHO(世界保健機関))
ペットボトル一本で、1日に摂取してよい砂糖の倍以上を摂っていると考えると、
ハッとする方も多いのではないでしょうか💦
「ペットボトル症候群」
ジュースやスポーツドリンクなど、糖分を大量に含む清涼飲料水を飲みすぎることで起こる症状です。糖分の大量摂取で高血糖になり、高血糖から来るのどの渇きでまた清涼飲料水を飲んでしまうことをくり返します。全身のだるさや眠気などの高血糖症状が起こり、倒れてしまうケースも。のどが渇いたら清涼飲料水ではなく、水やお茶を飲むようにしましょう。
ちなみにこの血糖値の急激な変動(血糖値スパイク)が、虫歯をはじめとした全身の血管性の疾患を招くので、
「早食い」と「炭水化物」は要注意です⚠️
日々、口にする砂糖、とくに精製された白砂糖は、黒砂糖や果糖より血中に吸収されるスピードが早く、やめられなくなる、、たばこと同程度の依存性があると言われています💦
海外では、砂糖が健康によくないという認識があり、多くの国ではシュガー・タックス(砂糖税)といって、砂糖が含まれる食べ物や飲み物は課税対象となっています❕
日本では「甘いもので疲れがとれる」「糖をとらないと脳がエネルギー不足」など、
砂糖は栄養のあるものかのような宣伝をよく目にします、、
お口のみならず自身の健康管理のために、砂糖の摂取について一度調べてみることをオススメします。
人生100年時代✨
正しい知識を身につけて、「健康寿命」を伸ばしましょう💪