補助清掃用具の重要性

こんにちは!
仙台市かさはら歯科医院
歯科衛生士の佐藤です!

まだ6月ですが、今年は全国的に梅雨明け
が平年より早く、厳しい暑さが続いておりますね☀️

体も暑さにまだ慣れていないため、炎天下の外出を避けたり、塩分水分補給をしっかり行ったり、適切な室温にするなどして、熱中症対策を行って行きましょう!


みなさんは歯磨きの際、歯ブラシのみで行っていますか?

実は・・・歯ブラシだけで歯を磨いた場合の歯垢除去率は約60%なのです。

半分以上の汚れが歯ブラシだけでは落ちず残ってしまいます。磨き残しの歯垢の多くは歯と歯の間に付着しています。そして、虫歯や歯周病は一番歯垢の残りやすい歯と歯の間から進行してしまうのです…。その予防のために補助的清掃用具を使うことが大切になります。

お口を「イー」として見える部分の歯茎は通常硬くて丈夫なコラーゲン繊維に富んでいて「角化歯肉」と呼ばれています。しかし、歯の間の歯肉は硬くなく「非角化歯肉」と呼ばれています。歯肉が硬くない為、感染に弱く傷付きやすいデリケートな歯茎なのです。また、形態もくぼんでいるため歯垢が停滞しやすいので歯垢を除去しないと歯周病が進行しやすいのです…

そこで大事になってくるのが補助的清掃用具なのです!

補助的清掃用具とは?
お口の中を掃除する道具のことで歯ブラシ以外の物を補助的清掃用具と言います。
例えば、歯間ブラシ

糸ようじ(デンタルフロス)といったものになります。

その他にもタフトブラシや舌ブラシといったものもあります。
この補助的清掃用具は虫歯や歯周病を予防するにあたってとても重要な道具になります。

・糸ようじ(デンタルフロス)
糸状で歯と歯の隙間が狭い部分の清掃に適しています。ホルダータイプとロールタイプのものがありホルダータイプは柄が付いてるので初めての方にオススメです。

糸ようじは子供から大人まで使用できるのでお子さまの仕上げ磨きの際に使ってみましょう。

・歯間ブラシ
歯と歯の隙間が広い部分やブリッジといった被せ物をしている部分の清掃に適しています。歯間ブラシにはさまざまなサイズがあるのでご自身の歯の隙間に合ったサイズの選択が必要です。


ワンタフトブラシ
毛先が細筆のようなヘッドの小さい歯ブラシです。歯並びが重なった部分や矯正具を装着している部分などに適しています。

舌ブラシ
舌苔(ぜったい)とよばれる舌の表面に付いた汚れを取るものに適しており、口臭予防などで使われます。

補助的清掃用具は歯ブラシと併用することで清掃効果が高まります。しかし、サイズや使用方法を間違えてしまうと歯や歯茎を傷つけたりしてしまうこともあります。

何か分からないことがありましたらお気軽にお尋ねください。✨