子どもの五月病 

皆さんこんにちは、保育士兼歯科助手の山邊です。最近は暖かい日がつづいていますね。私は一緒に住んでいる猫たちと日向ぼっこをしたり、網戸から入ってくる風をあびながら、のんびり過ごしています。皆さんはどのようにお過ごしですか?これからは梅雨をむかえますが、気温差などで体調を崩さないように過ごしていきたいですね。
 
さて、今回は5月にちなんで、子どもの五月病についてお伝えしていきたいと思います。
 
五月病は大人におこるものだと思いがちですが、最近では子どもの五月病も増えているのです。ゴールデンウィーク明けは、4月からの新生活に慣れようと頑張ってきた子どもたちが心身の不調を訴えたり、登園や登校を渋ったりしやすい時期。これが、いわゆる子どもの五月病です。
 
こんなことが、お子さんに見受けられる場合は要注意。五月病を引き起こしているかもしれない、4つのポイントをお伝えします。

①環境が変わる前と比べ、イライラしている

②表情が暗い

③疲労感が強い

④生活習慣が乱れている

上記の4つが気になるようなら、五月病の可能性があります。例えば、好きだった遊びやテレビ番組への興味をなくしたり、言葉が荒くなったりなど…。そういった時には、休みをとってゆっくり過ごすことを大切にしましょう。

休み明けで怠けているだけかと思いがちな上記の4つのポイントですが、五月病の可能性であることも十分に考えられますので、その小さな変化を見逃さないようにしましょう。

 

では、五月病になってしまった時にはどう対応すると良いのでしょうか。

まずは、子どもたちとのコミュニケーションをとる時には、肯定も否定もせず、気持ちを吐き出させることが大事になります。おうむ返しや相づち、それに加えて共感するなど、子どものありのままの気持ちを受け止め、自分に自信が持てるようにサポートしてあげましょう。

また「学校(幼稚園)に行きたくない…」そんな話が子どもたちから出てきたときには、十分に本人の話を聞いてあげて、どうしたら安心して登校や登園ができるのかを話し合うことが重要です。その上で、学校の先生たちへも現状を伝え、相談するなどして、保護者、そして先生たちと協力して、いつ早退をしても大丈夫なように態勢整えておきましょう。

 

新入社員など大人の五月病は集中力の低下などの精神症状が前面に現れまずが、子どもたちは自分の精神状態を説明する力が弱いため、発熱や腹痛など身体の症状として出やすくなります。この発熱や腹痛、動けないなど心身の不調がより深刻な場合は、小児科や心療内科などに相談したほうが良さそうです。