東仙台駅から徒歩8分

くいしばりについて

こんにちは。かさはら歯科医院のドクター、高橋(千)です。

今回はくいしばりについて書きたいと思います。

 

皆さんは冬の寒い時に力いっぱい食いしばったりしますよね。

一説には歯を食いしばることによって交感神経が刺激され、結果的に体温を上昇させることを目的としているようです。

本日は、その食いしばりについてお話します。

 

さてこの食いしばり、日中や夜間に行ってしまう人がいます。

この食いしばりを日常的にしている人は様々な症状がでると言われています。

例えば、歯を噛み合わせると痛い・冷たいものがしみる・顎が痛い・頭痛・肩こり・・・等々、、、

なぜこのような事が起こるのでしょうか。

一般に力いっぱい食いしばった時には自分の体重と同程度の力が歯にかかると言われています。これが一般の食事中であれば無意識の中で噛む力をコントロールしているため、害を起こすほどの力が歯にかかることは稀です。

ですが、夜寝ている時、自分の意識が無い中ではどうでしょう?

歯ぎしりをしている人と遭遇したことはあるでしょうか?部屋中にギリギリと音を立てる程上下の歯をすり合わせています。

ですが、日中起きているときに同じように音を鳴らせるでしょうか?

ほとんどの人が無理だと思います、これは無意識の中でいわゆる火事場の馬鹿力で歯をすり合わせているのです。

研究ではこの時の奥歯にかかる力は体重の2倍にもなると言われています。

歯は人間の体の中で最も硬いものと言われますが、この力が毎晩かかっていたらどうでしょう?歯が割れないまでも、歯にヒビが入ったり、歯茎にダメージを与えるのは想像に容易いと思います。

また、夜に歯ぎしりの音が鳴らなくても、真っすぐに食いしばっているケースもあります。これは周囲の人も気づかず、本人にも自覚が無い場合が非常に多いです。

 

上記のような症状の出ていない方でも自分はどうだろう?と思った方、以下のことをチェックしてみてください。

 

・歯茎の下の方や、下の歯の歯茎の裏側がデコボコしていませんか?

長年かみ合わせが強い人は、上顎、下顎に噛み合わせの力に対抗するように骨が発達します。

・舌のわきがデコボコになっていませんか?

 

食いしばる時舌を押し当てるので、歯の形にそって舌の形が変わってしまっている場合もあります。

 

また、夜間の歯ぎしり、食いしばりが無いのに症状があるという人もいます。それは、「TCH」という日中の食いしばりの癖が原因である可能性があります。

通常、日中においても上下の歯が接している時間は1日の中でわずか15~20分と言われています。

ですが、仕事中、勉強中、家事をしている時など、

集中している時に上下の歯を合わせてしまう癖になってしまっている人がいます。

寝ている時の火事場の馬鹿力ほどの力はかかっていませんが、長時間、頻回なこの癖はやはり歯・顎・歯茎にとってはダメージを与える働きとなってしまいます。

 

ではこういった事は治せるのでしょうか?

先ほども言いましたが、歯を接触させるだけでも歯・筋肉・舌など組織は疲労してきます。

例えば、パソコンモニターやスマホに集中している時、何気ない時でも食いしばったりします。

また精神的ストレスは食いしばりを増長させると言われています。

日中の食いしばり対策は、まず自分で気づくこと(認知すること)です。

時々意識して、食いしばっていないか確認してみてください。もし気づいたら顎の力を抜いて、上下の歯を離してください。ついでに肩の力も抜いてストレッチしてください。

 

睡眠中の食いしばり歯ぎしりも精神的ストレスにより増長することが確認されています。

寝る前には深刻な考え事はやめて、顎の筋肉をリラックスさせ、

熟睡した質の良い睡眠となるよう心掛けてみてください。

常日頃から食べる・飲み込む・話す以外は歯を合わせないように、顎をリラックスさせて過ごしましょう。

また、夜間の食いしばり歯ぎしりに関しては、

当院では夜間装着用のマウスピースを装着してもらうようにしています。

 

既に、歯をかみ合わせると痛い・冷たいものがしみる・顎が痛いといったような症状が出てしまっている方、一時的な回復はあるかもしれませんが、歯の痛みや顎の痛みは、筋肉痛や骨折のように時間の経過とともに治るものでは無く、根本的な治療を行わなければ時間の経過とともに悪化するケースが多いです。

症状が悪化する前に是非受診してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

インドアビュー