🦷歯周病について

皆さんこんにちは!歯科助手の宮崎です🙂

今回は歯周病についてお話します。

🍀歯周病とは
歯は歯槽骨という骨で支えられています。歯周病とはその骨が溶かされてしまう病気です。
自然に治ることはなく、治療しなければ確実に進行していきます。
また、歯周病の怖いところは知らない間に進行し、気づいたら重度になってしまう可能性がある事です。重度になってしまうと、後戻りができず治すことも難しくなってきます。
早いうちから定期的におそうじすることが大切です。

 

🍀歯周病の進行
歯周病は、歯肉が炎症を起こす歯肉炎からはじまります。症状としては歯肉が赤く腫れたり、歯磨きなどで出血したりなど、歯肉の表面の炎症がみられます。この状態だと、しっかりとしたセルフケアや定期的な歯科医院でのプロのケアで改善する可能性が十分に見られます。

歯肉炎を放置してしまうと、炎症が骨まで進行してしまいます。歯周炎と呼ばれる段階になり、さらに進行すると骨が溶かされてしまいます。
骨が溶かされることで生活にも支障がでてきます。支える力がないために歯がぐらついてしまったり、何もしてなくても痛みがでることもあります。また、独特のひどい口臭もでてきます。
重度になる前に、健康なうちから定期的な管理が必要になってきます。

 

🍀歯周病を進行させる全身的な要因
・ストレス
過度のストレスは免疫機能の低下をもたらし、歯周病の進行を促進させると言われています。

・喫煙
タバコに含まれるタールなどが歯の表面に付着しザラザラにすることにより、プラークがつきやすくなります。また、ニコチンなどは血管を収縮させる作用があります。歯肉への血行が悪くなり細胞組織への酸素や栄養の供給を阻害し、細菌か体を守る免疫細胞の働きを悪くします。
口の中が歯周病になりやすくなり、抵抗力が低下することで歯周病の進行に繋がってしまいます。

・若年性歯周炎
11〜13歳頃に発症し、男子に比べて女子が多くをみられます。原因は特殊な細菌による感染や、遺伝による体質、特に女子に多くみられるのは女性ホルモンであるエストロゲンの思春期における分泌増加で白血球の働きの低下が関与していると言われています。

・妊娠
妊娠時も女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が増加します。

・骨粗鬆症
女性ホルモンであるエストロゲンが不足すると全身の骨がもろくなり、骨が折れやすい状態となります。歯の周りの骨も同様で、骨が溶けやすくなり歯周病の進行に繋がってしまいます。

 

皆さん歯周病について知っていただけましたか?

歯周病は早いうちからの治療をすることが大切です。定期検診に通い、健康な状態を保っていきましょう💁🏻‍♀️