むし歯について

みなさん初めまして🌸
4月から入社いたしました、歯科助手の平賀です!
歯科の知識やアシストはまだまだ勉強中ですが、患者様に笑顔でお帰りいただけるよう日々頑張っています!



今回は「むし歯」についてお話しますね🦷
むし歯には、Co・C1・C2・C3Pul・C3Per・C4の6段階あります。

●Co
歯の表面がむし歯になりそうな状態。褐色がみられることが多いです。治療は、経過観察や予防処置を行います。

●C1
歯の表面が欠けた状態。穴が開き始めていますが、しみたり痛みはほとんど感じません。治療は、経過観察やつめる場合があります。

●C2
しみたり痛んだりといった症状が現れてきます。治療は、つめたりかぶせものを被せることがあります。

●C3(Pul)
神経が炎症を起こしているので、とても痛みを感じます。治療は、根の治療を行ないかぶせものを被せます。

●C3(Per)
神経が死んでしまい、感染を起こし、根の先に膿が溜まった状態。または、一度神経を取った歯が再び感染を起こした状態(根尖性歯周炎)。自発痛、根の先の歯肉の腫れ、歯が揺れるなどの症状が現れます。慢性の場合、症状がない場合もあります。治療は、根の治療を行います。抜歯の可能性もあります。

●C4
歯が崩壊し、根だけになった状態。抜歯しかないことがほとんどです。

 

では、なぜむし歯になるのか??

「カイスの輪」という仕組みがあります。


歯の質(宿主)、菌、糖分、の3つの要因が重なる範囲が大きく、時間の経過が長ければ長いほどむし歯になりやすいことを示しています。

🦷歯の質(宿主)
歯の質が強いか弱いか、歯並びの状態、唾液の量や質などには個人差があり、同じケアをしていてもむし歯になる人とならない人がいます。
?歯を強くする方法?
①フッ素塗布②シーラント処置③フッ素入り歯磨き剤④フッ素洗口

🦠菌
口の中には300種類以上の細菌が存在していると言われています。主に、むし歯の始まりに関与するミュータンス菌、むし歯の拡大に関与するラクトバチラス菌があります。
?菌を減らすには?
①毎日の歯磨き(歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ)②定期的なプロケア

🍫糖分
飲食のたびにむし歯菌は糖を分解し酸を出して歯を溶かします。
?むし歯の原因になる糖?
①単糖類(ブドウ糖、果糖)
②二糖類(砂糖、乳糖、麦芽糖)

🕒時間
細菌が増殖したり、酸を産生したり、その酸が歯を溶かしたりする「時間」が長いほどむし歯は出来やすくなります。



「カイスの輪」の四つ全部を小さくすることを意識すると、むし歯は予防できます!!☀️