補助清掃用具について

こんにちは!^^
仙台市かさはら歯科医院歯科衛生士の
佐藤です!
日ごとに暖かくなり春らしい陽気に
なってきましたね🌸
宮城県は桜の開花はまだ先になりそうですが今から楽しみです😌

今回は「補助的清掃用具」についてです。
え、なにそれ?と思われる方がいらっしゃると思いますが、お口の中を清掃する道具で、歯ブラシ以外のものを、補助的清掃用具といいます。

磨き残しによる細菌の繁殖を無くすため、歯ブラシで清掃した後に使用することをお勧め致します!

特に、磨き残しが多い「歯と歯の間」は歯ブラシだけでは間の汚れは60%しか除去できないと言われています。
そして、虫歯の最も起こりやすいのが歯と歯の間です。

そのため、歯ブラシと同じくらい大事な道具とも言える「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」「ワンタフトブラシ」などの補助清掃器具を併用することが必要になります。

補助的清掃用具には「デンタルフロス」「歯間ブラシ」「ワンタフトブラシ」などがあります。

ここではそれぞれの特徴と使い方についてご紹介します(^^)

まず、デンタルフロスです!
【種類】
デンタルフロスにはそれぞれ、2種類があり、糸巻きタイプと持ち手が付いているホルダータイプです。

【使い方】
まず、デンタルフロスを歯と歯の間に当てます。いきなり力任せに入れるのではなく、1度当ててからゆっくりと入れていきます。
歯茎を傷つけないよう気を付けましょう!

デンタルフロスを歯と歯の間にゆっくりと、横に動かしながら入れていきます。

デンタルフロスを歯の側面に当てて、上下に動かし歯垢を落とします。歯の根元まで、入れて歯垢を落としきります。片方の側面を掃除し終えたら、もう一方も掃除します。

【使用上の注意点】
デンタルフロスで掃除をする時に、気をつけて欲しいことは、力まかせに挿入しないことです。歯と歯の接している部分を通す時は、少しきつく感じる場合があります。
しかし、力まかせに挿入すると歯茎を傷つけるので注意しましょう。

フロスをするだけで歯間部の虫歯の予防が可能です。
逆にいえばフロスをしなければ歯間部にプラークが残り続け、歯磨きを一生懸命やっていても虫歯になる 可能性が高くなります。

フロスの使用が習慣になっていない方は1日1回は使用するようにしたほうがいいですよ!
慣れるまでは大変かもしれませんが、習慣になってくると逆に使わないほうが気持ち悪くなってきます!

文章だけだと分かりにくいところもあるので気になることやご不明な点がありましたら衛生士までお声がけ下さい😊

では、次は「歯間ブラシ」の使い方についてです。

歯間ブラシは主にナイロンなどの毛をワイヤーで固定した小さなブラシや、ゴムタイプのものがあり歯と歯の隙間が広い部分に適しています。


【使い方】
えんぴつを持つように歯間ブラシを持ち、ゆっくりと「歯と歯の隙間」に入れたら、ゆっくりと抜きます。その動作を繰り返して汚れを除去します。歯間に余裕がある場合は左右前後に数回擦らせたり、くるくる回しても効果的です。

【形状】
歯間ブラシの形状にはストレートとL字型の2種類があります。ストレートのものを奥歯に使用するときは、ワイヤーを曲げてL字型にして使用すると、操作しやすいです。

【サイズ選び】
歯と歯の隙間に合わせられるように、直径が少しずつ異なるサイズ歯間ブラシがあります。選び方の基本は「歯と歯の隙間」に抵抗なく挿入できるものです。しかし、一人ひとりのお口の状態によって、サイズや挿入角度が異なりますので、使用経験が無い人は、歯科医院で指導を受けることをお勧め致します。交換時期は、歯間ブラシの毛が乱れた時や、短くなった時です。そのまま使用すると、ワイヤー部分が露出し、歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。毛のタイプの方が清掃効果は高いですが、インプラントが入っている方は傷つけないゴムタイプが良いです。

【使用上の注意点】
歯間ブラシが「歯と歯の隙間」に通らない場合は、歯間ブラシの大きさが合っていない、もしくは挿入角度に誤りがある可能性があります。歯科医院で必ずご相談ください。無理な使用を続けると、歯茎がすり減る可能性があります。

次に「ワンタフトブラシ」といって
普段の歯ブラシでは届きにくい場所を磨くのに
とてもいいので一緒に説明していきますね☆

ワンタフトブラシは、通常の歯ブラシでは届かない磨き残しの多い場所も効果的に磨くことのできるデンタルケアグッズです。
予防歯科の先進国であるスウェーデンでは、歯ブラシではなくワンタフトブラシをメインに使うとも言われています。

タフトとは毛束という意味で、ワンタフトブラシとは毛束が一つの歯ブラシです。
歯ブラシの毛先を上手に当てることができない部位や毛先が入りにくい場所など、ポイントで磨きたいところに毛先が届き、効率よく汚れが取れる優れもののポイント歯ブラシです。

最初にワンタフトブラシで、磨きにくい部位を磨きます。
【持ち方】
・鉛筆を持つように握る

【力の程度】
毛先が少ししなる程度の力を加えます。歯と歯の間に毛先が入り込むイメージです。ただし、歯茎に痛みを感じるようでしたら、力の加減を行いましょう。

その次にワンタフトブラシで一番磨きにく部位を磨いてから、全体を歯ブラシで磨いていきます。
歯磨きの時は、磨く順番を決めて磨くと、磨き残しがすくなく、全体的に綺麗に汚れを取り除くことができるようになります。

歯ブラシ以外にも様々な補助的な器具がありますので
まずは、自身に合う道具やサイズ選びを歯科医院で選択して習慣にしていきましょう😊