バイタルサイン

みなさん、こんばんは。

かさはら歯科医院、歯科衛生士の田口です🦷

 

早いもので二月も今日で最終日。

雪の降る日が多かった今月、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

コロナ禍で、SpO2を測定する「パルスオキシメーター」を目にする機会が増えたように感じますが、

その他にも大切な身体のサインがあります。

「バイタルサイン」、それは「生命徴候」のことで、

「脈拍」「呼吸」「体温」「血圧」「意識レベル」の5つがバイタルサインの基本です。

 

病院に入院時は、13回測定しますよね。

歯科でも、麻酔の前後で血圧などを測定する場合があります。

 

バイタルサインから、

・全身状態の変化や異常の徴候を早期に発見できる

・基準値から逸脱しているかどうかだけでなく、前回の測定時と比べて変化があるかを見ることも大切

 

また病院内外かかわらず、

身体のサインについて少しでも知っておくことは、自分や周りの人を守ることができるかもしれません。

 

【バイタルサインの基準値(成人)

呼吸  1218/

体温 3637℃

脈拍  6585/

血圧 130mmHg 未満(収縮期)/85mmHg(拡張期)

 

ですが、

例えば血圧に関して言えば、昼に高く、夜に低くなる傾向にあります。また、診療室で測ると普段より高く出る方も多くいらっしゃいますし、測定の体勢によっても変動するため、いつも同じ体勢・同じ部位で測定したいものです。

一般的には上腕部で測定します。

普段の状態を知った上で、それと比べて体調はどうなのか、判断することが大切です。

 

歯科受診の際は、

お薬手帳をお出しいただいたり、毎回体調の変化もお知らせください☺️

 

また、身体の調子だけでなく、歯科治療の痛みや不安、ストレスがかかることも多くあると思います。

 

そんな歯科治療での偶発症で1番多いのが、

脳貧血発作(血管迷走神経発作)です。

他にも、過換気症候群など、

わたしたちも患者さまの万が一に備える必要性を感じています。

わたし自身も治療は苦手なので、気持ちが分かりますが特に局所麻酔時は、息を止めがちです。

体に力が入ってしまいますが、お鼻でゆっくり深呼吸を続けていただくことで、脳貧血予防にも繋がりますので、ぜひ意識なさってみてください。

 

わたしたちスタッフも、側で「深呼吸を続けてくださいね」など声がけをしながらサポートすることを意識しております。

 

からだのサインを見逃さず、

安全な治療を受けていただきたい

そして出来れば、治療する機会を減らせるように、メインテナンスの大切さをお伝えしたい

 

日々の生活を送るうえで、

健康であることはしあわせな事だと最近よく感じます!

自分のからだを、大切にしたいものですね