お腹の中の赤ちゃんの歯のために👶

みなさん、こんにちは!!保育士の内海です😊

立春が過ぎましたがまだまだ本格的な寒さが続く仙台です。新型コロナの感染拡大も心配ですが感染予防に努めながら気をつけて過ごしていきましょうね✨

さて今日はお腹の中の赤ちゃんの「歯」のための食生活のついてのお話です。昔は『子供を一人産むと、歯が一本抜ける』と言われてきたように、歯を悪くする原因の一つに妊娠があげられてきました。この原因は、おなかの赤ちゃんに母体のカルシウムが取られてしまうからと聞いたこともあると思いますが、妊娠中にむし歯にかかりやすいのは本当ですが原因は別のところにあります。
妊娠すると食生活をはじめ生活全般が不規則になりお口の中が汚れやすくなります。またつわりなどの影響で食べ物が偏ってしまったりホルモンの関係でだ液も酸性になりがちです。そして動きも不活発になり歯みがきなどが手抜きになってしまい歯垢がたまりやすくなります。一度に沢山食べられなくてついつい間食も多くなってしまいますよね。これらのことがむし歯になりやすくなってしまう原因です。また女性ホルモンの増加などの影響で炎症症状がより強く現れるため歯ぐきが赤く腫れたり出血しやすくなる歯周病や歯肉炎にもなりやすいです。

では赤ちゃんのお口に中には生後6~7か月頃から乳歯が生え始めます。歯が生え始める時期には個人差がありますが前歯から生えるのが一般的です。では赤ちゃんの歯はいつから作られているのでしょうか?

実はお母さんのお腹の中にいる妊娠初期から作られはじめています妊娠28~32週目には、乳歯だけでなく永久歯の元もできているといいます。赤ちゃんの丈夫な歯を作るために、カルシウムをしっかりとりましょう。 合わせて、良質のたんぱく質やビタミン類などの歯を育てる栄養素が不足し ないように、主食・主菜・副菜がそろった栄養バランスのよい食事を心がけましょう。

○歯の石灰化(成熟して固くなること)の為の材料となる食べ物

カルシウム(ひじき、チーズ、しらす)と、リン(米、牛肉、豚肉、卵)

○歯の基礎となる食べ物

…タンパク質(あじ、卵、牛乳、豆腐)

○歯の表面のエナメル質の土台となる食べ物

…ビタミンA(豚、レバー、ほうれん草、にんじん)

○エナメル質のもう一層内部の象牙質と言われる土台となる食べ物

…ビタミンC(ほうれん草、みかん、さつまいも)

○カルシウムの代謝や石灰化の調節役となる食べ物

…ビタミンD(バター、卵黄、牛乳)

なるべく偏食しないでバランスのとれた食事をし、頑張って歯みがきする事で口の中を清潔に保つようにしましょう😊