こんにちは☃️
歯科衛生士の田口です。
年末にかけて仙台も積雪、冬らしい気候になってまいりました。
みなさん体調にお気をつけてお過ごしください✨
さて、
みなさんは一日の中で、いつ歯磨きを行いますか?
朝昼晩3回磨く方、朝晩2回、夜だけ、などバラつきは有るものだと思います。
おそらく、一昔前よりは「毎日磨く」が大半なのではないかと思います。
また、何を使って歯磨きをしていらっしゃいますか?
・歯ブラシ
・電動歯ブラシ(超音波歯ブラシや回転式電動ブラシなど)
・デンタルフロス(指に巻き付けて使うタイプのフロスや、ホルダー付きの糸ようじなど)
・歯間ブラシ
・ワンタフトブラシ
・スーパーフロス
・ウォーターピック
・マウスウォッシュ など
いろいろな清掃用具がありますね。
歯磨きとは、単に歯に挟まった食べかすを取ってほしいのではなく、
「歯や歯肉につく細菌をご自身で取り除いて」ほしいのです。
患者さんから、よく「つまようじじゃダメ⁇」と聞かれることがありますが、
「食べかす」ではなく「菌」を取るために、歯間ブラシが必要!というお話をさせていただいております。
歯みがきの最大の目的はプラーク(歯垢)を落とすことです。
プラークは生きた細菌の塊で、むし歯・歯周病などの原因になりますが、歯と同じような乳白色をしているため、注意して磨かないとみがき残してしまいます。さらに、水に溶けにくく、歯の表面に粘着しているため、うがいでは取り除くことができません。 歯みがきによって、このプラークを取り除きむし歯や歯周病などにならないようにすることが大切です。
口腔清掃用具を購入する際のわたしのオススメは…✨
・歯ブラシ
真っ直ぐフラットなもので普通〜やわらかめ。毛先がテーパードで細くなっているものは歯肉付近を磨くのに優しい。毛が密集しているものは、毛質がやわらかくてもプラークの除去効率は高くgood。
・フロス
ワックス付きの物の方が滑りがよく、扱い易いかもしれません。歯間に押して入れるのではなく、ノコギリの様にスライドさせて入れてみましょう。
・歯間ブラシ
ゴムの歯間ブラシよりも、ワイヤーに毛が生えているタイプの歯間ブラシの方がプラークの除去率は高くオススメ。
持ち手は、I字型よりもL字型に曲がっているものが奥歯まで届きやすい。
などです。
当院に通っていだいている方は、普段使っている歯ブラシや補助用具をお待ちいただき
、より合った物のご提案や、実際に使っている物で当て方など指導をさせていただきます。
歯ブラシの選択のほかに、
磨く順番を決めて磨くこと。
先にフロスや歯間ブラシから行うこと。
たまには、プラークなど汚れが残っていないか、手鏡など近くで見ながら磨くこと。
が重要です🦷
虫歯も歯周病も、歯と歯の間からはじまることが多いため、
1日に一回はフロスか歯間ブラシを使用していただきたいのですが、
「忘れてしまう」「時間がない」「面倒くさい」など使用できない方も多くいらっしゃるように感じています💦
私自身も、子どもの仕上げ磨きを行い、自分は急いで歯ブラシのみで終わってしまうこともしばしば、、
患者さまが「出来ない、面倒」な気持ちもよく分かります。
本来、就寝前の歯磨きをしっかり行ってもらいたいので「フロス+歯ブラシ」や「歯間ブラシ+歯ブラシ」をオススメしますが、
なかなか補助用具まで習慣にならないのでしたら、、
例えば朝の歯磨きは歯ブラシの使用をやめて、
「フロス+しっかりうがい」「歯間ブラシ+しっかりうがい」
に変えるとか💡
どこか取り入れられるタイミングで、「1日一回」歯間の清掃を行う!
という習慣を身につけられてみてはいかがでしょうか✨