ドライマウス(口腔乾燥症)

皆さんこんにちは⛄️

歯科衛生士の松山です。

今回は「ドライマウス(口腔乾燥症)」についてお話します。

お口が乾く「ドライマウス」の症状がある人は、800万人以上といわれており、実は身近な病気です。

ドライマウスには、様々な原因があります。

加齢による筋肉の衰え、薬の副作用(降圧剤や抗炎症剤、鎮痛剤、抗ヒスタミン剤、抗うつ剤など)、体の病気(高血圧や糖尿病、腎疾患、シェーグレン症候群など)、口呼吸、ストレスなど当てはまる方は、ドライマウスの可能性が高まります。

ドライマウスは、唾液の分泌が低下して、お口の中が乾く病気です。

唾液が不足することで、いろいろなお口の悩みを引き起こしますが、ご自身がドライマウスだと気づいていない人が多いのです。

あなたもドライマウスかもしれません。さっそくチェックしてみましょう!

当てはまる項目をチェック

・水をよく飲む

・お口の中がネバネバする

・舌がヒリヒリする

・しゃべりにくい

・乾いた食品を食べづらい

・口臭が気になる

・入れ歯が擦れる

・食べ物の味がわかりにくい

・ムシ歯や口内炎ができやすい

健康な人の1日の唾液分泌量は11.5リットルと言われています。

唾液は単なる水ではなく、優れた機能をもった成分が豊富に含まれているため、お口の潤いと健康を守る大切な存在です。

したがって、ドライマウスになると、色々なお口の悩みが起こるのです。

例えば、口内炎などの粘膜トラブルが起こりやすくなります。

これは、唾液が持つ天然の抗菌力や感染防御力、自然治癒力が低下するためです。

また、潤滑しにくくなるため、乾いた食べ物が食べづらくなったり、話そうとしても粘膜や舌がくっついて話しにくくなります。

②ドライマウスのケア方法

乾燥肌を潤すために、化粧水や保湿クリームが使用されています。

ドライマウスも乾燥肌と同じ。ドライマウスを潤すためのリンス、保湿ジェルを使用します。

乾燥の緩和するだけでなく、粘膜を保護し、お口の機能を助けます。

お口の理想は唾液で潤った状態。潤いリンス、保湿ジェルは、保湿力はもちろんのこと、唾液に着目した処方が効果的です。

また、水分を奪うアルコールは無配合で、刺激が無いものを選びましょう!

対策① 潤いリンスで清潔に!

乾燥した不快なお口をすすぐことで、潤してスッキリ清潔にします。

歯みがきの後やお口の乾きが気になる時に手軽にケアしましょう。

対策② 保湿ジェルで保湿・保護

ジェルを舌で行き渡らせることで、お口の潤いを長持ちさせます。

外出先でも手軽に使用できるので、のど飴でのどを潤すように、気軽に取り入れましょう。

義歯を使用されている方は、義歯の裏側に塗布することで、より長時間保湿でき、粘膜の擦れを予防できます。

対策③ 発泡剤無配合の歯磨剤がオススメ

ドライマウスの方の歯みがき剤は、発泡剤が配合されていないものがおすすめです。

発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム)は、ブラッシングの時に泡立たせる成分のこと。

磨けた気分になり気持ちがいいのですが、ドライマウスで敏感な粘膜にとっては刺激になるといわれています。

「もしかしたらドライマウスかも?」と思われる方がいらっしゃいましたら、当院の歯科衛生士までお気軽にご相談下さい。

 

さて、前回「呪術廻戦」にハマり始めたと話しましたが、私の中の呪術ブームは絶賛続行中です🔥

先日劇場版も公開され、全国で大ブームを引き起こしていますよね!

私はまだ観れていないので、早く映画館へ行きたいと思います💨

(コロナがまた増え始めてきているので、感染対策は万全に!!)

それでは皆さん、よいお年をお迎えください☺︎