皆さんこんにちは
かさはら歯科医院、歯科衛生士の横澤です。
もう今年も終わりますね。
社会人になってから時の流れをとても早く感じます。
私も社会人になって2年目。今年行われた忘年会では2020年度の新人賞を頂きました。
この賞を頂けたのは、教育熱心な先輩の存在と、医院長先生のアシスタントを積極的に行わせてもらい、医院長先生からたくさんのことを教えていただいたことや、周りのスタッフの支えがあったからだと思います。
今後は、私自身がスタッフのためになれる、頼れる先輩として、医院に貢献できるよう励んでまいります。
応援してくれた皆さん、ありがとうございました。来年度もよろしくお願いします。
さて、今回は『歯ぎしり・食いしばり』についてお話させてください。
歯ぎしり、食いしばりにも様々な種類があります。
『歯ぎしり』
睡眠時や無意識のうちに強い力で歯と歯を摺り合わせること
『ブラキシズム』
睡眠時や覚醒時を問わず、歯を動的、若しくは静的にすり合せたり、噛み締めたりする非機能性咬合習癖を称している
〜ブラキシズムの分類〜
→ グラインディング
上下の歯を臼の如くすり合わせる運動
(これが歯ぎしり)
→クレンチング
上下の歯を静的に強く噛み合わせる動作
(これがいわゆる食いしばり)
→ タッピング
上下の歯を動的にカチカチと噛み合わせる動作
~歯に及ぼす影響〜
・顎の痛みのような顎関節症の症状
・歯のすり減り
・咀嚼に関わる筋肉や顎の関節に大きな負荷がかかることで顎が痛くなるだるくなる
・強い力がかかることで、歯が欠けたり詰め物が取れる
・歯周病の悪化
・頭痛や首筋の凝りなどが慢性的に生じる
・知覚過敏
〜治療法〜
睡眠中の歯ぎしりには、ナイトガードというマウスピースを装着することで上下の歯が直接当たらないようにして防止する方法(スプリント法)があります。
歯や顎にかかる圧力を減らして、歯のすり減りを食い止めて、詰め物が取れるリスクを減らしましょう。
また、認知行動療法としては、食いしばりを自覚することが重要です。上下の歯を接触させていることに気付いたら、「歯を離す」ことを意識して、「はー」と息を吐くことで、力を抜き、リラックス状態を作ることが改善へと繋がります。
私も実は夜間、歯ぎしりをしているとよく言われます…たかが歯ぎしりと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、将来的に考えると歯への悪影響は多くあります。
早めのうちにマウスピースや、意識することによって、対策していきましょう!