皆さんこんにちは🧣
歯科衛生士の松山です。
相変わらずドラマや映画を観て毎日の仕事の疲れを癒やしている日々です。最近はアニメにも手をつけ始めてしまい、近頃大人気の「呪術廻戦」にどハマりしてしまいました(笑)クリスマスイブに公開予定の映画もちゃんと劇場で鑑賞する予定です😌
前置きはさておき、今回は「偉人と歯科疾患」
についてお話します。
以前のブログでチラッと話しましたが、私の父が社会科の教師をしており、その影響で私自身も歴史(特に日本史)が好きになりました。
ですので、今回のブログでは偉人たちの口の中について調べてみました!少しですが紹介します。
①ジョージ・ワシントン
アメリカ合衆国の初代大統領 ジョージ・ワシントンは若い頃から虫歯や歯周病に悩まされ、大統領になる頃には下の歯1本を残して殆どの歯が抜け落ちていたそうです。😧
20代の頃から部分入れ歯を使用していたそうですが、1796年に最後の天然歯であった下の小臼歯が抜け落ちると、総入れ歯の状態になりました。
当時の入れ歯は決して質のよい物ではなく、上下が強いバネで繋がった物で、常に口を閉じて噛んでいないと口から飛び出してしまう事が多々あったそうです。
ジョージ・ワシントンは2期(8年間)大統領を務めましたが3期に立候補しなかったのは入れ歯での演説が困難であった事が原因だったとも言われています。
② 永倉 新八
幕末・新選組二番隊長の永倉新八ですが、虫歯が原因の「骨膜炎」と「敗血症」で亡くなったとされています。
虫歯や歯周病が原因で起こる感染症を「歯性感染症」といい、細菌性の炎症が周囲の組織まで波及してしまう疾患のことです。このような炎症は口腔内だけに留まらず血液から全身への疾患につながりかねません。特に、糖尿病の方や免疫機能を低下させるお薬を飲んでいる場合は重症化しやすいので注意が必要です❗️
③ 源 頼朝
1185年、頼朝は後鳥羽天皇によって征夷大将軍に任ぜられ鎌倉幕府を開きました。その後独裁政権を進めていた頼朝でしたが、1198年12月27日橋供養からの帰路落馬し、体調を崩し翌年1199年1月13日に死亡しました。
この死因については脳卒中や受傷後の破傷風説等、色々あります。その中に頼朝が水を飲んで死亡したとされる説があります。即ち落馬は脳虚血発作によるもので一旦は回復したものの、療養中に水を誤嚥し、肺炎から敗血症をきたして死亡したというものです。つまり頼朝の死は今でいう「誤嚥性肺炎」が直接の死因でなかったかと考えられているわけなのです。
生涯を通じて幾度も命を狙われながらも、権力抗争のため多くの一族を取り締まってきた頼朝は絶えまないストレスによりむし歯や歯周病を悪化させ、やがては全身を蝕まれていったのかもしれません。もしこの時代に頼朝が適切な歯科治療や口腔ケアを受けることができていれば、例え寝たきりだったとしても、少なくとも誤嚥性肺炎で亡くなることはなかったのではないかと思います😵
他にも ルイ14世 や 坂本龍馬 など、調べてみると意外と歯のトラブルに悩んでいた偉人たちは多かったことがわかりました。
今は口腔ケアが著しく発達し、予防歯科が確立されてきていますので、清潔なお口の中をキープできるように共に頑張りましょう💪
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました📚