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顎関節症の種類とその仕組み

みなさんこんにちは!歯科医師の秋葉です。

最近は紅葉がとても綺麗な時季ですね。🍁

しかし、場所によってはだいぶ葉っぱが散ってしまって、いよいよ冬が迫ってきているのを感じてしまいまいますね…

体調も崩しやすい時期ですので、皆さんもどうぞお気をつけ下さい☺️

さて、前回は顎関節のしくみについてお話しました。

今回は具体的な「顎関節症」についてのお話です。

顎関節、筋肉、噛み合わせのいずれが障害されても、他の機能への悪影響が誘発され、全体として口の機能が障害されることになります。

これが「顎関節症」という病態です。

①アゴが痛い
②口が開かない
③アゴから音がする

これらは顎関節症の三大症状といわれています。

その他にも人によっては、肩こりがする、頭痛、めまい、耳鳴りを伴うこともあります。

「顎関節症」といっても、顎に関わる器官のうちどこがどのように障害されているかによって、医学的には4つの分類分けがされています。

Ⅰ型:咀嚼筋痛障害

Ⅱ型:顎関節痛障害

Ⅲ型:顎関節円板障害

Ⅳ型:変形性顎関節症

顎関節症の患者さまは、これらのどれかひとつに罹患していることもあれば、複数お持ちの方もいらっしゃいます。

Ⅰ型とⅡ型は、その名の通り筋肉や関節自体に炎症が起こっており、痛みが生じている状態をいいます。

口を大きく開けるときに痛みが生じたり、そもそも口が大きく開けられなかったり、食事などで顎を使ったときに痛み生じたり、といった症状が見られます。

咀嚼筋と顎関節どちらが痛んでいるかは、それぞれを慎重に触ってみたり押してみたりすると、明らかになってくることが多いです。

先にⅣ型の変形性顎関節症についてですが、この場合は顎関節を構成している骨(下顎頭といいます)に変形が生じてしまっている状態です。

この場合は、口を開閉したときに「ジャリジャリ」とした音がする場合があります。

下顎頭の変形は若年者にもみられるのですが、加齢とともに多くみられるようになります。

戻って、Ⅲ型の顎関節円板障害についてです。

前回のブログで顎関節の正常構造ついて説明しました。

口を一定の大きさまで開けると、顎関節が前下方に滑りこむような動きをします。

その際に、顎関節は関節円板というクッションのような構造に乗っかったまま滑らかに動く状態が、正常な顎の動きです。

しかし、何らかの原因により(厳密には仕組みはあるのですが今回は割愛します)この関節円板だけが前にズレてしまっている現象が起こるのです。

それでも口は開こうとして顎関節は前下方に滑ろうとします。

そして関節円板の上に無理に乗っかった際に、「ポキッ」や「ガクッ」という音が発生するのです。

これが、顎関節症で聞こえる音の仕組みです。

実はあの音は、決して顎が外れたから鳴っているものではないんですね。

Ⅲ型の中でも、下顎頭が関節円板の上に乗ることができる段階では、口を開けるときに一度詰まっても最終的に大きく開けることができます。

これが悪化してくると、下顎管が関節円板に乗り上がることすらできなくなり、口を大きく開けようとしてもロックがかかった状態になってしまうことがあります。

一口に顎関節症といっても、このように色々な種類があるのです。

気になる症状があるときは、ぜひ一度ご相談ください😊

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