ナイトガードについて


みなさんこんにちは!!歯科助手の小田桐です☺️🌟

今回は歯ぎしりや食いしばりに効果的なナイトガードについてお伝えしていきます。

【ナイトガードとは?】
・患者様の歯型を型取りして製作するマウスピースです。
寝る時に装着すると歯や顎に加わる力を緩和することができます。

【歯ぎしり、食いしばりで起こる症状】
・自分で自分の歯を削ってしまう

→ エナメル質が欠けてしまい象牙質や神経がむき出しになってしまうこともあります。知覚過敏やむし歯のリスクが高まります。

・歯周病の悪化

→ 歯ぎしりで揺さぶられると歯槽骨が失われるスピードが早くなり、歯が倒れる・動くなど症状が悪化しやすくなってしまいます。

・歯が折れる、被せ物・詰め物が壊れる

→ 強い力が加わってレジンやセラミックが割れてしまうことがあります。また、ご自身の歯も徐々に傷み、折れて抜歯が必要となることもあります。

・顎関節症

→ 顎関節に圧力がかかり顎関節症を発症することがあります。顎関節症とは開閉時に痛みや音がしたり、口が開きにくくなったりします。

【ナイトガードのメリット】
・寝ている間の歯ぎしり、食いしばりによって歯が削れることを防ぐことができる

→ 歯ぎしり、食いしばりをする時に歯にかかる負荷は、自分の体重の2倍〜5倍とされています。

一般的に食事の際の噛む力は10kg程度とされています。その何倍〜何十倍もの力が持続的に顎や歯にかかるので、歯ぎしり、食いしばりが続けばどうしても歯が削れていきます。

これを守るのが強化プラスチック製のナイトガードです。強化プラスチックは名前の通り強度に優れていますが、人間の歯よりも柔らかい素材です!

歯ぎしり、食いしばりをしていても歯自体を削れずにナイトガードが削れるだけで済みます。

・歯ぎしり、食いしばりの力を弱めることができる

→ ナイトガードを装着すると、ナイトガードの厚みの分だけ噛み合わせが高くなるので、歯ぎしり・食いしばりの力を弱めることができると言われています。

【ナイトガードのデメリット】
・使い始めは違和感があり、顎の痛みや口が乾きやすくなる場合がある

→ ナイトガードは眠るときにつけるので、使い始めは違和感があり、眠りづらいという患者様もいらっしゃいます。

普段とは違う位置で歯ぎしり・食いしばりをすることになるため、朝目覚めたときに顎の痛みやダルさを感じたり、若干口を開けて寝る形になって、口の渇きを感じたりする人もいます。

個人差はありますが1〜2週間と使用していく間に違和感が少なく感じられる方が多いです。


歯ぎしり、食いしばりで悩んでいる方は一度歯科医師に相談することをおすすめします✨