乳歯の歯磨きについて。

こんにちは♪歯科衛生士の泉です(^^)

今回は乳歯の歯磨きの仕方についてお話しをしたいと思います!

歯が生える前

歯が生えてない時は当然、歯磨きの必要はありませんが、この時期に歯磨きの準備は始まっています。この時期には、口のまわりや口の中を触られるのに慣れておくことが大切です。

最初は口のまわりを優しくさわってあげて、慣れてきたら口の中をきれいな指で軽くふれたりします。指で触られるのに慣れてくれば、歯が生えてきた時にガーゼみがきや歯ブラシがしやすくなります。

歯が生えてきたら

最初に生えてくる歯は下の前歯のことが多いですが、下の前歯はむし歯になりにくいところなので、歯が生えたからと、すぐ歯ブラシでしっかりみがく必要はないです。

まず、親が座ってそこに子供を寝かせて、しゃべったり、顔や口のまわりを優しくさわって、お互いリラックスしてから、ガーゼや綿棒で歯をみがいてあげます。

そして慣れてきたら少しずつ歯ブラシを使い始めますが、まずは歯ブラシの雰囲気に慣れることが大事です!

この時期の歯みがきの姿勢は、「寝かせみがき」と言って、お母さんのひざの上にお子さんをあお向けにして磨きます!!

寝かせみがき

お子さんの頭が親のお腹につくようにすると自然に首がそり、お口の中が見えやすくなります。頭も固定されみがきやすくなります。(ひざのあたりに頭があると見えにくいです。)

 

 

 

 

下の前歯に続いて上の前歯が生えてきますが、上の前歯は下の前歯よりむし歯になりやすいので、歯磨きの必要性が高くなります。上の前歯4本が生える頃は、ガーゼだけでなくて、歯ブラシでのケアも始めてみて下さい。

また、上くちびるの裏側にある上唇小帯(じょうしんしょうたい)と言うヒモみたいなものがありますが、ここを歯ブラシでみがくと痛みますので、お子さんが「歯みがき嫌い」になってしまいます(*_*)

磨く時には、左手の人差し指を横にして上唇小帯の上に乗せ、歯ブラシが当たらないようにして下さい。歯ブラシを歯に当て、横に小きざみに震わせるようにして、少しずつ移動させます。

力を入れすぎると、かえって汚れが落ちにくくなります。

上唇小帯(じょうしんしょうたい)

裏側も表側と同じように小きざみに行います。寝ながら授乳してるお子さんの場合は上の前歯の裏側に母乳が残ってしまって、むし歯の原因になることがありますので、卒乳するまでは丁寧に磨いてあげて下さい♪

歯と歯の間にすき間のないお子さんは、糸ようじ(デンタルフロス)も使うとなお良いです(^o^)

34才になると、子どもの手指の運動能力も高まるので、自分である程度はみがけるようになります。まずお子さんが磨いてみて、その後で親御さんが仕上げみがきをすれば良いです。

お子さんの歯を磨くのに最も効果的なのは、スクラッビング法(ゴシゴシみがき)と言われています。あまり強くない力で、シャカシャカ・シュッシュといった音がでる感じで横方向に少しずつ磨いていきます。磨く順番を決めると磨き残しが出ないようになります。

歯磨きをするタイミングですが、毎食後とおやつの後の歯みがきが理想的ですが、忙しいとなかなか難しいですよねそこで、一番ゆっくりした時間が持てる就寝前に、丁寧に歯磨きをしましょう。

むし歯に最もなりやすいのは夜寝てる時なので、寝てる間は歯がきれいな状態が保て、むし歯予防にはすごく有効です。

今は、家でゆっくり過ごす事が多いと思いますそんな時こそ、食後や就寝前のお子さんの歯磨きを丁寧に行ってみるのも良いと思います(^^)