メインテナンスの成功

👻こんにちは👻
歯科衛生士の田口です🎃

早いもので10月末。
今年も残すところ2ヶ月あまり、、1日1日をたいせつに過ごしたいです!

今回お話しする歯科でのメインテナンスとは…
虫歯治療や歯石取りが終わったあとの、単なる歯科健診だけでなく、健康な歯と口の状態を維持するための健康管理です。
悪くなっていないか、あるいは悪くなりそうなところはないか、問診や健診でチェック。その上で、健康な状態を長期的に維持するために、歯科衛生士によるプロフェッショナルケア(クリーニング)とホームケアへのアドバイスです。

時には、
・レントゲン写真の撮影
・服用薬や全身の健康の確認
・むし歯治療への誘導
・入れ歯の調整や洗浄
・噛み合わせの調整
・ナイトガード作製の提案
・食事内容や食事回数のヒアリングと助言
・唾液腺マッサージの指導
・舌の安静位の指導

など…
歯のクリーニングや歯磨き指導の他にも、
今必要なことは何か?何が問題なのか?を考えながらメインテナンスに携わっております。

日々みなさんのお口の中を診させていただき思うのですが、
歯周病のメインテナンスの成功には絶対的に患者さんの協力が必要です。

私が、メインテナンスがうまくいっているなぁと感じている時とは、
1〜3ヶ月後にお会いしたときに「変わりなし」「気になることがなかった」「出血したけれど、教えてもらったように磨いていて落ち着いた」などと言っていただけたとき。
尚且つ、セルフケアで口腔内もある程度清潔に保たれており、病気(むし歯や歯周病)に傾いていない状態です。
それには、セルフケアでのプラークコントロールが欠かせません!

メインテナンスに来ていただいた時は、普段取りきれないバイオフィルム(細菌の塊)や歯石の除去、歯周ポケットの洗浄を行い、
病気がないかのチェックを行います。

わたしたち歯科衛生士ができるのは、
数ヶ月に一回のお手伝いでしかないので、歯のクリーニングに来るだけでは治療にも予防にもなりません。
基本は、それ以外の毎日、その方が自分で自分のお口の中を管理できるようになってもらうこと!が大切なのです。

そのために、
どんな道具をどんな風に使えば良いのか、
出血する場合の対処法、などを指導し、
それらが出来たか、毎回確認を行っています。
何度も担当させていただき、繰り返していくうちに、その方に合った方法が見つかり、急に歯磨きが上手になるタイミングがあったりします。
そうすると、おのずと歯周病検査の数値も良くなり「同じ人の結果かな⁈」と目を疑うほどに安定する場合もあるのです。
ものすごく嬉しい瞬間です!

しかし、ある一定程度以上に歯周病が進行していると、治癒することは難しく、
急性症状の起きないようにメインテナンスしていく、という方もいらっしゃいます。
少しでも進行を遅らせる、延命治療のイメージです。

ですから、
全身疾患も何もなく歯肉炎程度の炎症の方と、例えば高血圧や糖尿病等の持病を持っている方のメインテナンス間隔設定は違ってきます。
その時の歯肉の腫れや、出血・排膿の%で、安定していない場合は、次回のメインテナンス期間を短く、また安定したら期間を空けて様子をみます。

わたしの中では、ただのクリーニング屋さんではくて、舵を取っているイメージです🦷

おひとりおひとり、
お口の中や体の状態は違うので、
正解はありませんが、
「健康」に繋がるよう、一生懸命考えて向き合いたいなぁと
日々思っております✨

熱くなりましたが…読んでいただき、ありがとうございました!
11月も頑張りましょう☺️