知らぬ間に、歯が溶けているかも😵

こんにちは😃歯科医師の福本です。

 最近、朝晩寒くなってきましたね。朝早く家を出る時など、とても寒いので厚手のコート🧥を着たいのですが、周りはまだまだ薄手のコート。仕方なくヒートテックを中に着て、さらに重ね着でしのいでいます。周りを気にする必要はないのかもしれませんが、そこは日本人😣・・・気になっちゃいます😅人は人、自分は自分の気持ちも大切にしないとですね。

 

 今回は、最近患者さんを診ていてとても気になっていることについてお話したいと思います。

 みなさん、酸蝕症という言葉を聞いたことはありますか?簡単に言うと、酸で歯が溶けてしまう病気です。

症状

 軽度の場合、パッと見だだけではわかりません。しかし、酸蝕症が進むと歯が溶けるため、銀の詰め物と自分の歯との間の段差がめだってきます。銀の詰め物が無い方では、歯全体が徐々に溶けていくので、かなり溶けてからでないと気付かないことも多いです。また、歯ぎしり😖の癖がある方では、歯ぎしりで歯がすり減り、象牙質という歯の柔らかい層が見えてきた部分が溶け始め、歯に穴が空いたようにみえます。ひどくなると神経の近くまで溶け、冷たい水で歯がしみたり、神経が死んでしまうこともあります。

原因

 その名の通り、酸🥵が原因ですが、原因となる酸は色々あります。

 仕事で強酸を扱う方に起こることがよく言われていますが、そういった職業の方には酸蝕症の検診が義務づけられているので、検診で気づくことができます。

 また、仕事で強酸を扱わない人でも、酸蝕症は多く見られます。何の酸で歯が溶けてしまうのかというと、聞いてビックリ‼️お酒やジュースで溶けている方が多いのです。夕飯から寝るまでチビチビとお酒🥃を飲み続けている方、昼間にジュース🧃をちょこちょこ飲んでいる方は、要注意です!

 ちょっと前に流行った飲むお酢は、とても酸性度が高いので、飲み方を考えないと歯はとても溶けやすいです。

 また、ビタミンCの顆粒を寝る前に服用する方も、注意が必要です。寝ている時😴は唾液が少なくなるので、特に口の中は長く酸性を保ちやすいので、酸蝕症のリスクはとても高いです。

 以上の習慣に加えて、歯ぎしりが重なると,酸蝕症はさらにひどく😭なります。

 

酸蝕症にならないためには?

 一言で言うと、口の中が酸性🥵になる時間をなるべく短くする事です。

 口の中は、食べ物が入る度に酸性🥵になり、40~1時間位かけて中性に戻ります。13食+間食1回の合計4回以下の飲食が、むし歯を予防します。この4回に加え、酸性🥵の飲み物を飲む習慣があると酸蝕症のリスクが高まります。

 特に、就寝中😴は唾液量が減るので、寝る前の飲み物には特に注意が必要です。

 では、酸性🥵の飲み物は何かというと、ジュース類、果物🧃や野菜ジュース、お酒類🍻、イオン飲料類、乳酸菌飲料類など、ほとんどの飲み物は酸性です。炭酸水でも注意が必要なものもあります。

 安心して飲めるのは、水、お茶類🍵、無糖紅茶、無糖コーヒー☕️ などです。

 ちょこちょこ飲むものは、できるだけ酸性でないものを選びましょう。酸蝕症だけでなく、むし歯予防にもなるので、一石二鳥ですよ👌