予防大国スウェーデン🇸🇪

こんにちは!

かさはら歯科医院、歯科衛生士の育村です🍎

 

今回は、歯科界ではお馴染みの、歯科予防大国である「スウェーデン」について、お話ししたいと思います🦷🌱

 

まず、大前提として、日本とスウェーデンでは、歯科(歯)に対する意識に違いがあります。

日本では、いまだに歯科は、「歯が痛くなったら、困ったら行く場所」という認識が多く、また年齢関係なく、歯科に対して苦手意識を持っている方も少なくないと思います(T . T)その反面スウェーデンでは、「予防のために通う場所」という、予防という考えを初めて打ち出した国でもあります。

スウェーデンでは、歯科検診の義務化が行われており、20歳未満の国民は、無料で歯科治療や定期チェックを受けられると言います☝️🌟

 

日本でも「予防」を重視する歯科医院が増えてきていますが、自ら予防歯科に参加し取り組んでいる人は、日本で3割弱なのに対し、スウェーデンでは約7割にも及びます。

もちろん、その結果は目に見えて出ており、70歳になった時の残存歯(お口の中に残っている歯)の本数で比べると、日本の平均が16本ほど、スウェーデンの平均が21本でした。

日本では「8020運動」と言って、“80歳になった時に、20本の歯を残していこう”とする運動があるものの、達成度やその認知度すらも決して高意図は言えないのが現状です😓上記の結果からもわかる様に、老化に伴って、必ずしも歯を失うという考えは誤っており、確かにある程度は関係するにせよ、それを防ぐ・進行を遅らせることはできます。ですので、そういった誤った考え方が植え付けられていることも、日本人の口腔内への意識の向上のネックになっているのでしょう🌀

 

虫歯予防として用いられるものに、みなさん聞いたことのある「フッ素」があります。日本では、歯磨き粉や洗口液にて応用されていますが、スウェーデン他、様々な国で「水道水フロリデーション」と言って、水道水にフッ素が含まれている国もあり、それを知った時は驚きでした🤔

 

歯は、生きるための必須アイテムでありながら、生まれてきたら、何もせずとも得ることができるものなので、それらに対しての価値を見出すのは難しいと思いますし、失ってから改めて、その大切さに気付かされたという患者様も多くいらっしゃしました。みなさんの体を、全身の健康を支えている20本の乳歯、28本の永久歯に感謝をして、それらを守っていけるように、スウェーデンを見習って、ぜひかかりつけ歯科医院で予防を行っていきましょう🇯🇵🤝🇸🇪