ステファンカーブ

こんにちは!衛生士の富岡です🍉

夏も終わりに近づき、涼しくなってきましたね。お盆はどのように過ごされましたか?私はお盆休みを頂いたので、地元に帰省してきました🧄帰省中は祖母の手伝いをしたり、お墓参りをしたり、外でバーベキューをしたりして楽しく過ごせました!来年のお盆にはコロナも終息して、地元の友達や親戚に会いたいですね💭

さて、今回はステファンカーブについてお話しさせていただきます。

ステファンカーブというものはグルコース(ブドウ糖)でうがいした後の歯の表面に付着したプラーク(細菌の塊)pHの変化を記録したグラフです。1940年にステファンさんによる報告から引用されているため、この名前で呼ばれています。

このグラフの縦軸はpH、横軸は時間を表しています。真ん中の線はエナメル質の臨界pHを表しています。臨界pHとは歯が溶け出す水素イオン濃度のことをいいます。歯の表面のエナメル質の臨界pH5.5です。

いつもお口の中は中性(pH6.7)に保たれています。食事の後は細菌が出す酸によって酸性へと傾いてしまい、脱灰が起こります。その後に歯磨きやうがい、唾液の力によって、再石灰化が起こり中性に戻ります。皆さんのお口の中で1日に数回脱灰と再石灰化が行われています。

私たちがこのグラフを使ってよくお話ししているのはだらだら食いです。

13回の食事の他にお菓子を食べたり飲み物を飲んだりすることはありませんか?食事の後に歯磨きをしますが、お菓子を食べた後に歯磨きやうがいをする方はいらっしゃいますか?ほとんどの方はできていないと思います。また、おやつの時間を決めずに好きな時に食べていたりすると、お口の中が中性に戻る前に再び酸性へと傾いてしまいます。その結果、酸性の時間が長くなり、歯が溶ける時間も長くなってしまい、虫歯へと進行してしまいます😱

虫歯を予防するためにも、①食事やおやつの後の歯磨き、歯磨きができない場合はうがい②食事の時間を長くしない③おやつを食べる回数を決めるなどといったことに大人や子供関係なく、気をつけていきましょう⚠️

夏休みでおうちにいる時間が長くなったお子さんがいらっしゃると思いますが、おうちでだらだら食いをしていませんでしたか?また、夏の暑さで冷たくて甘いジュースを飲んでいた方はいませんでしたか?

ここで一度歯科医院を受診してしましょう。虫歯がないか、虫歯になりそうなところはないか、歯の汚れがどれくらい付いているかを確認してみましょう。痛くなる前に歯科医院を受診し、虫歯の予防をしましょう🦷