みなさんこんにちは^^
かさはら歯科医院歯科衛生士の佐藤です!
残暑が身にこたえる毎日ですが
みなさん体調は崩されてないでしょうか?🌿
さて、今回はオーラルフレイルについて
お話しをさせて頂きたいとおもいます!
オーラルフレイルとは噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えることを指し、早期の重要な老化のサインとされています。
噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障を及ぼしたり、滑舌が悪くなることで人や社会との関わりの減少を招くことから、全体的なフレイルとの深い関係性が指摘されています。
オーラルフレイルは、「噛む」「飲み込む」「話す」などの口腔機能が加齢などにより衰えることが原因となります。食べこぼしや軽いむせ、固いものが噛みにくい、滑舌の悪化、口の中が乾くなどの症状が現れます。噛む力が衰えて固いものが食べにくくなると、やわらかいものばかり食べるようになり、噛むために必要な筋力がさらに低下し、さらに噛む力が衰えるといった悪循環に陥りやすくなります。結果的に口腔機能の衰えは、食欲の低下、さらには全身の機能低下(サルコペニアや低栄養など)へと進み、要介護状態へとつながる可能性があります。
オーラルフレイルの人が抱えるリスク
⚫︎身体的フレイル 2.4倍
⚫︎サルコペニア※ 2.1倍
⚫︎要介護認定 2.4倍
⚫︎総死亡リスク 2.1倍
歯を失ってしまった場合は、義歯などを適切に使って、堅いものをしっかり食べることができるよう、治療を受けることが大切です。
お口の健康を維持するには口腔ケアが重要です。この口腔ケアは、大きく分けて、2種類に分けられます。
⚫︎機能的口腔ケア 食べたり、飲んだりする機能を保つためのケア
⚫︎器質的口腔ケア お口の中を清潔に保つためのケア
があります。
まずは機能的口腔ケアを紹介します。
①唾液線マッサージ
年齢とともに、唾液が出にくくなります。唾液には、むし歯や歯周病をある程度防いでくれる効果があるため、唾液が出なくなると大変です。お口の中の潤いを保つため、唾液腺マッサージを行いましょう。
②舌体操
外出自粛などで、あまり会話をしない時期が続くと、舌の動きが衰えていきます。舌の動きが衰えてくると、食べ物を飲み込んだりする機能が衰え、誤嚥(誤って気管に食べ物などが流れ込む)しやすくなるため、肺炎を起こしやすくなります。舌体操で舌の機能を維持しましょう。
③顔面体操、唇の体操
口や頬の筋肉を鍛えることで、食べこぼしを防ぐことができます。また、表情が豊かになり、意識をはっきりさせる効果もあるといわれています。美容にも良いので、顔面体操と、くちびるの体操に取り組んでみましょう!
次に、器質的口腔ケアです。
歯の表面や、歯と歯肉の間にある歯周ポケットに付着したプラーク(歯垢)を、歯ブラシなどの清掃用具で取り除きます。
また、歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは約6割しか取り除くことができないといわれているので、補助的清掃用具(デンタルフロス、糸付きようじ、歯間ブラシ、舌ブラシなど)も併せて使用しましょう。
むし歯や歯周病を予防し、お口の健康を維持するためには、定期的に歯科医院でメインテナンスを受ける必要があります。
かかりつけ歯科医を持ち、定期的に歯科医院でメインテナンスを受けて、お口の健康管理を始めましょう✨🦷