こんにちは✨歯科衛生士の畑山です☺️
子どもたちも夏休みになり、そろそろ生活リズムが崩れてきた頃ではないでしょうか、そうなってしまうとちょこちょこ食いやダラダラ飲みをしてしまってはいないですか?
今回はむし歯にどうしてなってしまうのか、お話しさせていただこうと思います✨
むし歯の原因
むし歯は、
1️⃣酸を作る「細菌(主にミュータンス菌)」
2️⃣「酸にとけやすい歯の質(酸への抵抗力)」
3️⃣細菌のエサとなる「糖質(主に砂糖)」
の3つの好ましくない条件が重なり、時間が経過することで発生します。
むし歯の進行
むし歯の主な原因菌はミュータンス菌です。ミュータンス菌は次のようにしてむし歯をつくります。
①生まれたばかりの赤ちゃんの口には存在しない、ミュータンス菌と呼ばれるむし歯の原因菌が保護者の口からお子さんの口に感染
②ミュータンス菌が、食べ物や飲み物に含まれている砂糖をエサにして
③ネバネバしたグルカンをつくり、歯についてプラークになります。
④プラーク中の細菌が増殖しミュータンス菌が、さらに糖分をエサにして、酸をつくります。
⑤酸によってエナメル質の表面からカルシウムやリンが溶け出し、進行していきます。
⑥歯に穴があく(むし歯)
むし歯の予防方法・対処方法
むし歯を予防するには、原因となるプラークをきちんと取り除くことと、歯の質を強くすること、飲食、特に砂糖の摂り方に注意することが基本です。
毎日セルフケアを実行し、歯科医院で定期健診を受けましょう。
プラークを除去するために大切なこと
1,丁寧な歯みがきを心がけましょう!毎日の歯磨きでむし歯予防ができます
2.むし歯になりやすい歯と歯の間は歯間清掃用具を使用しましょう!狭い歯間にはデンタルフロス、広い歯間には歯間ブラシを使うと効果的ですよ
3,歯みがき剤を使用してみがきましょう!歯磨き剤はフッ素入りを使用しましょう
飲食、特に砂糖の摂り方
1.「だらだら」の飲食は控えましょう
口の中は唾液の働きで中性に保たれていますが、食べたり飲んだりすると、酸性に傾きます。酸性の時間が長いとそれだけむし歯になりやすくなります。頻繁に糖分を摂る食べ方や飲み方には注意しましょう。
2.「食べたらみがく」を心がけましょう
食事を摂ると、糖分を利用し細菌が酸を作ります。
食べたらみがくことを心がけましょう。
また、就寝中は唾液の出が少なくなるため、細菌が増え活発に活動します。就寝前は、ていねいな歯みがきを心がけましょう。