妊娠中の歯科治療

皆さんこんにちは!

歯科助手の小山と申します!

さて、今日は妊娠中の歯科治療についてお話をしたいと思います。

まずはじめに、妊娠中はお口の中の環境がとても変わりやすいと言われています。それは赤ちゃんに栄養を奪われているから!!ではなく、、

妊娠初期、つわりがひどく歯ブラシを奥にいれただけでも気持ち悪くなってしまったり、食事の摂取時間というのも大幅に変わったりして、お口のなかを清潔に保てないことが原因だと言われています。

また、歯周病菌の大好物である女性ホルモン、エストロゲンというものが普段の月経時の20-30倍近く分泌されることにより、歯周病菌が増殖し、歯周病が進行しやすいとも言われています。

まず皆さんがよく心配されるのは

📷レントゲンが与える胎児への影響は?

💉妊娠中に麻酔をしていいのか?

💊痛みがでたら痛み止めをのんでいいの??

ということが多くあげられます。

まず📷レントゲン

自然のなかで一年間に人間があたる放射線量が平均1.5から2.4ミリシーベルトと言われていますが

歯科で用いるレントゲンは0.03ミリシーベルト、

また3Dのレントゲンをとったとしても0.1ミリシーベルトですので、およそ100分の1程度、人体に影響を与えない程度と言えます。また、お口にあてて部分的にとるものなので、それほど心配はありません。防護衣も装着しますので安心してレントゲンを撮ってください☺

レントゲンをとることで正確な診断ができます。

次に💉麻酔

歯医者で使う麻酔は局所麻酔がほとんどです。

またお母さんから胎盤を通って、胎児に麻酔の成分が流れるということはありません。麻酔の成分も液量も母体、胎児ともに悪影響を及ぼすことはないと言われています。麻酔を使わず痛みに耐えて治療をうけるよりも、麻酔をしてリラックスして治療を受けたほうが安心だと思います😊

💊お薬

妊娠中はできる限り、投薬治療がないことに越したことはありません。ただ、痛みがひどい場合には妊婦さんに適した痛み止めを処方致しますので必ず、妊娠中であることはスタッフ、医師にお伝えください。

 

次に治療を受ける時期についてですが

妊娠初期と呼ばれる妊娠から1ヶ月~4ヶ月の時期は

体調不良やつわりなどで歯科の治療どころではない場合がほとんどですができないわけではありません。

ただ痛みがなかったり緊急を要しない場合でしたら無理にこの時期にする必要はないと思います。

妊娠中期、妊娠から5ヶ月~7ヶ月の時期

安定期とも呼ばれる時期です。初期のように、体にかかる負担も少なく治療に適した時期です。治しておきたいところがあるのであればこの時期を狙って治療をするといいと思います。また歯石とりなどのお口のお掃除もこの時期に一緒に進めるといいと思います。

妊娠後期、妊娠から8ヶ月~10ヶ月の時期

この時期は大分お腹もせりだし、仰向けになって治療をうけるときの姿勢が負担をかけたりするので、

臨月でなくても、早産や陣痛のおきる可能性を考えると

あえてこの時期に治療をうけるメリットはないと思います。

妊娠中の歯科治療の注意点として、妊娠をしているときはしっかり伝えること。また、歯科治療をうけることはしっかりかかりつけの産婦人科の先生に伝えてから受けることが大事になります。

このように妊娠中でも治療をすることはできますので、何か、わからないこと不安なことがあればドクタースタッフにお尋ねください🌷

歯科医師としっかり相談し納得したうえで治療をすすめていきましょう。当院としても全力でサポートさせて頂きますね👶✨