保険で白い被せもの?

こんにちは。

歯科助手の小山です。

段々暖かくなってきましたね。

ただ、まだ日が落ちると寒くて

毎朝、着る洋服に悩む日々です。

さて、今日は被せものについてのお話です。

まず、歯科の診療には二種類

健康保険のきく、保険診療

保険を使わない、自由診療です。

保険診療の場合は細かくルールが定められておりそのルールの中で診療を行います。

よく、保険で被せものというと銀歯のイメージがありませんか?

白くて金属を使っていない被せものにするには保険を使わない自由診療にしなければいけない!そのようなイメージも、、

 

ですが実は、、保険内でも白い被せものができます。

それがCAD/CAM冠です。

CAM/CAM冠とは??

セラミック(陶器)とプラスチックを混ぜ合わせた、ハイブリッドセラミックという材料を使っています。金属を一切使っていない白い被せものです。
歯の形をスキャンしたデータをコンピュータに入力し、ハイブリッドセラミックのブロックをミリングマシンという機械を用いて歯の形に削り出しています。3Dプリンターと似ていますが、3Dプリンターが材料を少しずつ盛り上げて成形していくのに対してこちらは塊から削りだして成形します。

保険で適応される部位は??

前から四番目、五番目の小臼歯と呼ばれる歯

前から一番目、二番目、三番目の前歯部

七番目の歯が四本全て残っていて左右の咬合支持があり過度な噛み合わせの力がかからない方の前から六番目の歯となっています。

 

 

CAD/CAM冠の注意点

注意点としては、先程申し上げた保険の適応される歯であったとしても噛み合わせが強い方、はぎしり、くいしばりのある方、歯が一部なくて過度な噛み合わせの力がかかってしまう部位、入れ歯のバネをかけている歯

などですと、CADCAM冠では割れたり欠けたりしてしまう可能性があるため入れられないこともあります。

CAD/CAM冠のメリットとデメリット

🙆メリット🙆

保険内で白い被せものをいれることができる

金属を一切使っていないため、金属アレルギーを引き起こす可能性がない

天然の歯と同じくらいの固さのため噛み合わせの歯を傷つけにくい

🙅デメリット🙅

お口の状態によっては、いれることができない

割れたり、欠けたりする可能性がある

入れられる部位によっては歪みやすくとれやすい

単調な色合いのため、審美を求められている方にはオールセラミックの方がおすすめ

 

いかがでしたでしょうか。

一度ドクターがお口の中をみて状態を確認してから適応できるかの判断となります。

気になる方はドクター・スタッフまでお尋ねください。