ピセラ 〜小さめのお口に優しい歯ブラシ

こんにちは、歯科衛生士の和田です。

忙しい時も余裕のある時も、歯磨きは効率良く、隅々まで綺麗にしたいですよね。
一番大切なのは磨き方ですが、歯ブラシ選びも鍵になってくる場合もあります。
今回は「小さめの歯ブラシ」についてです。

一般的に、歯ブラシの大きさは「縦幅は上の真ん中の前歯2本分、横幅は3列の植毛」をお勧めしています。
とは言えお口の大きさや歯並びには個人差がありますので、特に顎の小さい女性の中には「一番後ろの歯まで届かない…」「奥までブラシを入れたくても苦しくなる…」という方もいらっしゃるでしょう。

そういった場合、当院で扱っている歯ブラシの中では『ピセラ』がお勧めです。
通常の歯ブラシは男女兼用のサイズ設計になっていますが、こちらは女性のお口や手の大きさを参考にデザインされています。
コンパクトなヘッド、緩やかにカーブするネックが奥歯にも届きやすく、手にフィットしやすい形のハンドルで軽く動かしやすいのも特徴です。

実は『ピセラ』はロングセラーの歯ブラシ『ルシェロ』から派生した製品になります。
ルシェロの特徴である、歯と歯の間に毛先が入り込みやすい段差植毛、磨きにくい部分にピンポイントで届く先端集中毛など、磨きやすい構造をそのままにコンパクトになっています。
虫歯予防に向くラウンド毛の『ベーシック』タイプ、歯周病予防に向くテーパー毛の『ペリオ』タイプ、ご自身のお口の状況に応じて選べるのも嬉しいですね。

ちなみに私としては、中高生さんの「子供用の歯ブラシでは小さいけど、大人用の歯ブラシでは大き過ぎる…」という時期にも向いていると思います。
女性のための設計と銘打たれていますが、歯ブラシのサイズ感に悩まれたことのある方には一度お試し頂きたい形と大きさです。

もっと詳しく知りたい、という方は、お気軽に歯科衛生士にお尋ね下さいね。


ところで歯ブラシのように「小さいからこそ頑張れる気がする」という切っ掛けから、私の最近の楽しみが生まれてしまいました。
自宅の狭い軒下で、園芸を始めています。

最初は「殺風景だから放っておいても平気な植物でも植えようかな」程度の気持ちでしたが、まず土起こしの時点で楽しかったです。(笑)
ところが驚くほど粘土質の土と大量の石に困ってしまい、赤玉土と腐葉土を混ぜたり、改善策を調べながら土を耕しました。
苗を植えた後も湿気っぽいので、軽石や川砂を混ぜるべきだったかも知れません…土壌改良から奥深いですね…。

まずは初心者にも育てやすい植物から、少しずつコツを覚えていこうと思います。