歯周病の原因

こんにちは。
歯科衛生士の澤谷です。

4月も終わりになり、最近は薄めの上着で外出することが多くなりました。
しかし、たまに風が強い日や少し肌寒いときがあるので油断はできませんね。😰
もうすぐゴールデンウィークになりますが体調に気をつけて過ごしたいと思います。

桜はもう散ってしまいましたが、これは今月の初め頃に同期とのご飯の帰りに撮ったものです。(撮り方が下手で見にくいですが…笑)
コロナが落ち着いていれば、来年はゆっくりお花見に行きたいと思います。

さて、話は変わりますが今回は歯周病の原因についてです。

なぜ歯周病になってしまうか考えたことはありますか?

歯周病になってしまう直接的な原因は、歯垢(プラーク)です。
歯垢は細菌の塊で、そのほとんどが酸素の少ないところを好むため、歯と歯茎の間(歯周ポケット)に入り込みます。
この歯垢中の細菌によって歯茎に炎症が起きてしまうのです。

歯垢(プラーク)以外にも、歯周病の間接的な原因のリスクファクター(危険因子)がたくさんあります。
間接的原因として、口腔内の環境と生活習慣などに分けられます。

〈口腔内の環境の原因〉
『歯石』
歯垢(プラーク)は歯磨きで落とすことができますが、磨き残した歯垢が約2、3日で石灰化(固くなる)することで歯石になります。
歯石は歯ブラシでは取れない汚れなので、これが歯茎の炎症などを引き起こす原因になります。

『歯並び』
歯並びの悪い部分は磨きにくいため、磨き残しから歯垢がつきやすくなってしまいます。

『不適合なかぶせ物』
虫歯の治療などの際のかぶせ物が自分の歯に合っていないと、周りに歯垢がつきやすくなります。

『口呼吸や歯ぎしり』
口で呼吸をすることが癖になってしまうと、口腔内が歯垢のつきやすい乾燥した状態になります。
また、歯ぎしりや食いしばりは、歯や歯茎に強い力がかかり、炎症が起きやすくなります。

〈生活習慣の原因〉
歯周病はお口の中の状態だけでなく、普段の生活習慣からも歯周病に繋がることがあります。

『喫煙』
喫煙によって血管が収縮し、歯茎の血行が悪くなります。その結果、歯周病への抵抗力を弱めてしまいます。

『ストレス』
ストレスが多い毎日だと、食習慣や歯磨きの習慣が変わることがあります。さらには、ストレスが原因で体の抵抗力が弱まり、歯周病が悪化しやすくなることもあります。

『食生活』
不規則な食生活や栄養バランスの欠いた食事をしていると、体だけでなく歯や歯ぐきにも悪影響を及ぼします。
また甘いもの、やわらかいものは歯につきやすく、歯垢(プラーク)が増える原因となります。

まずは、歯周病の直接的な原因となる歯垢(プラーク)をしっかり落とすことを意識して歯磨きするだけでも歯周病の予防に繋がります。
当院は歯周病の予防にも力をいれておりますので、一度来院してみてはいかがでしょうか?