皆さん初めまして!
この春から、かさはら歯科医院で勤務しております、歯科医師の秋葉真菜です。
これから皆さんのお口の健康と豊かな生活のために、精一杯お手伝いをさせて頂きたいと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します!😌
さて、今年もGWがやってきましたね🌸
今年も新型コロナウイルスの影響で、去年に引き続きあまりワクワクできない連休になってしまいましたね……残念です。
当院では5月2日〜5日までお休みを頂きます。
私もせっかくのステイホーム連休なので、おうちでじっくり歯の治療の本を読みながらお勉強したいと思います。💪
皆さんは、いつも歯の根っこ(=神経)の治療を受けているとき、
「一体、何をされてるんだろう?」
「根っこに何のお薬を入れられてるんだろう?」
「どうして何回も同じところを治療するの?」
「そもそも神経って取らなきゃだめなの?」
など、疑問に思うことはありませんか?
歯の根っこの病気の正体や、いつも受けている治療について知って頂くことで、歯医者さんに通う必要性を再確認していただければと思います😊
初回の今回は、歯の神経についてのお話です。
歯はこんな構造をしています。
歯の一番内側にある赤い部分は「歯髄(しずい)」といいます。
この歯髄と呼ばれる組織は、歯の硬い構造に囲まれた空洞の中に存在していて、神経や血管が含まれています。
そして、その神経や血管は歯の根っこの先端部分の穴を通して、体内と繋がっています。
この「歯髄」が虫歯の進行や打撲によってダメージを受けてしまうことで、炎症が起きたり、壊死してしまいます。
そんなときに、歯の神経の治療、つまり「根管治療」が必要になってくるのです😣
ここで、歯髄の特徴についてもう少しお話を……🦷
歯髄は体の中でも特殊な環境にあります。
前述した通り、歯髄は歯の根っこの先端の細い穴で体内と交通しています。
栄養の供給はその小さい穴を通してしか行えない上に、歯髄の周りは硬い組織に覆われているため、炎症が起こることで上昇した圧を逃がす場所がないのです。
そうなってしまうと、歯髄の血液の循環がスムーズに行えなくなり、歯髄が死んでしまいます。
そんなわけで、歯髄は体の他の組織と違って回復が難しいので、炎症が起きてしまったものに関しては歯髄を取り除く処置が必要になってしまうのです💦
やや複雑な話になってしまいましたが、歯の神経についての豆知識でした。
次から、歯髄の病気の種類や、治療法についてのお話に入っていきます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました🌟