集団生活で気をつけたい病気Ⅱ

こんにちは(^-^)保育士・スマイルサポーターの本多です!

今季の桜は開花が早く、3月31日には満開が発表されましたね。観測史上最速とのことで、それだけ暖かい日が続いていたんですね。今年も思うようなお花見はできないので、近くの公園に散歩がてら桜を見に行ってきました。ただ、子どもたちは桜を見るよりも公園で遊ぶほうが楽しいようで、ゆっくり桜を見ることはできませんでしたが(^^;;

さて、先月に続いて集団生活で気をつけたい病気について記載したいと思います!

◎水痘(水ぼうそう)

どんな病気?

「水痘(すいとう)」、「帯状疱疹ウイルス」の感染で起こる病気です。3738度くらいの熱といっしょに、頭や顔に虫さされのような赤い小さな発疹がでて、半日から2日ぐらいでからだじゅうに広がります。発疹は頭の中や口の中、デリケートゾーンにもできます。赤い発疹はしだいに強いかゆみのある小豆大の水疱になりますが、23日後には乾いてしぼみ、黒いかさぶたができて、はがれます。水疱瘡は感染力が強い病気なので、発疹が全部かさぶたになるまでは、まわりの人に感染させてしまうことがあります(>_<)水疱瘡かな?と思ったら、受診前に病院に連絡し発疹の様子を伝えましょう!

治療法

特別な治療はないのですが、発疹のケアはとても大切!かゆいからといってかきすぎてしまうと、化膿して、あとが残ってしまうことがあるので、かゆみが強いときは、かゆみ止め用の軟膏を塗りましょう!もし、化膿してしまったら病院で抗生物質をもらいましょう。

◎おたふく風邪(流行性耳下腺炎)

どんな病気?

おたふくかぜは、正しくは、「流行性耳下腺炎」といいます。「ムンプスウイルス」というおたふくかぜウイルスの入ったつばが飛んだり、空気感染することで発症します。そのため、子供が多く集まる保育所、幼稚園、小学校などで流行し、2歳から12歳のお子さんがかかってしまうことが多いのです(>_<)ウイルスに感染してから症状が出るまでに23週間ぐらいの「潜伏(せんぷく)期間」があります。この潜伏期間中に唾液腺の中でウイルスが増えてしまうので、潜伏中でも他のお子さんにうつしてしまうことも。発症すると、耳下腺の腫れ、唾液腺の腫れ、発熱などがあり、ふつう治療には1週間~10日ほどかかります。頭痛が強いときはかかりつけの先生に相談しましょう。

治療法

おたふくかぜには、特別な治療法というものはありません。おたふくかぜを予防するには、ワクチンの予防接種をします。ワクチンは1歳を過ぎれば受けられますよ!幼稚園・保育園など集団生活に入る前に予防接種を受けておくこと、感染するキケンを7591%も減らすことができるといわれています!

参照:ベビースマイル赤ちゃんの健康情報

保育園で勤務していた頃、水痘やおたふく風邪が園内で流行してしまうことが何度かありました。潜伏期間が長いこともあり、その潜伏期間は何も症状はないので、そこで感染してしまい、流行してしまうのです。ただ、予防接種を受けていた子どもは症状が軽くすんでいたり、かからずに乗り切ることができていたりしました。